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我王、付録、リチャード・パワーズ、Bolbbalgan4

筋肉痛

日曜に行ったジムでは脚トレに集中したが、これが効きすぎで朝からすごい筋肉痛。しかも、そこからさらに時間の経過とともに痛みが増している。

痛いのはふくらはぎと内転筋(内腿の上の方。脚の付け根というか)。間違いなくこの部位の筋肉痛としては人生最大。どんだけトレーニング上手くいったのか、という感じ。歩くのもつらい。明日はどうなるのか・・。

仕事

仕事は久しぶりにフルメンバー。今週は皆それぞれ有休を取っているので(示し合わせたわけではないが、結果的にそうなった)、全員揃うのがむしろ珍しい。

終盤で文章講座。今日のテーマは「完成はどこにあるのか」。以前にもこのブログには書いた気がするが、自分の場合文章を書くという行為は「骨組みに粘土をくっつけていく(肉付けしていく)」みたいな足し算の作り方ではなくて、「1本の丸太から仏像を掘り出していく」ような引き算の作業。遺跡を土の中から掘り出していくような。
このとき、「完成」というのは「丸太の中の仏像」のように、目には見えないがすでに存在している。その「すでにある完成」に、自分で書いている文章を近づけていくような作業だという話をした。でもこれ、抽象的すぎて再現性・汎用性が低いかもしれない。

仏像を掘り出していくというイメージは、むかし読んだ「火の鳥」の我王が出てくるやつから来ている。読んだのはせいぜい中学生ぐらい、あるいはもっと前かもしれないぐらい前のことだけど。学校とかにあったのかな・・。

こんなページがあった。
tezukaosamu.net
また読んでみたい。

Amazonに泣き寝入り

日曜にAmazonのポイントアップキャンペーンに乗じて買った筋トレ雑誌、付録つきのはずだったが、今日到着したものにはその付録が入っていなかった。付録なしの同誌との価格差は200円程度で、あっても使わないようなものなので、泣き寝入りするか、それとも愚直に返品するか、しばらく迷ったがとりあえず返品はせずに泣き寝入り(というか付録は諦める)の方がいいかな、と思ったところ。これから返品用に梱包して、配送業者に渡して、また欲しかったらもう一度購入して、しかもそれにきちんと付録が入っていることを確認する、というところまでの1セットのコストがあまりにも高すぎる。

パワーズの新刊

仕事のあと、しばらく豊崎由美さんの以下を見ていた。

  • 豊崎由美推薦本】2022年上半期おすすめ小説ベスト3を発表!

www.youtube.com
3冊めに紹介されているリチャード・パワーズの新刊、しばらく前に書店で現物を見かけて、あまりの厚さ・高さに怯んで見送ってしまったけど、やはりマストバイの模様。

動画でも言われているが、もうず〜っと、いつ出るのかと思われていた初期作品。自分は『ガラテイア2.2』にのめり込んだクチだけど、当時これが出ていたら、もちろん読んでいただろう。(図書館で)最初に紹介されていた佐藤亜紀さんの本も面白そう。豊崎さんにとっての「心の直木賞」だそう。

音楽

今日聴いていたK-POP。ジムで流れていたもの。

  • [MV] BOL4(볼빨간사춘기) _ Some(썸 탈꺼야)

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同じBolbbalgan4が参加している以下もいい。何度も聴いてしまう。

  • [MV] Mad Clown(매드클라운) _ Lost Without You(우리집을 못 찾겠군요) (Feat. Bolbbalgan4(볼빨간사춘기))

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90年代から2000年代頃、日本の音楽にもこういう雰囲気があったと思う。しかし気がつけば、圧倒的に抜き去られてしまった。韓国のポップカルチャーに残された最大の課題は、男尊女卑・強力な家父長制・アンチフェミニズムの隆盛だろう。それを克服できなければ、現在のポップカルチャーの勢いも必ずしぼんでしまう。しかしこれを克服するのはかなり難しいことのように思える。女性の力だけで乗り越えられるものではなく、一方でそれに協力しようとする男性の姿はあまりにも儚い。・・なんて、韓国のことを心配している場合ではないのだが。