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2015-01-01から1年間の記事一覧

commmons: schola vol.15『20世紀の音楽Ⅱ 〜1945年から現在まで』発売

もう先週のことになりますが、掲題の巻が発売されました。 【vol.15】Music of the 20th century II - 1945 to present(20世紀の音楽Ⅱ~1945年から現在まで)| commmons: schola(コモンズスコラ)-坂本龍一監修による音楽の百科事典- | commmons 前回の…

いま読んでいる本のメモ 〜 一般書、小説、プログラミング

基本的には仕事をしていない時はプログラミングか簿記の勉強をしているので、そのどちらかの教科書や参考書を読んでいるだけで紹介しても面白くなさそうだけど、後から記録になるかなと思ってメモ。なお、schola関連の資料は次のテーマが広報解禁になるまで…

重い扉の開け方

人は重い扉があれば「強い力」で押し引きするし、なかなか埋まらないクギには「強い力」で金槌を叩きつける。人間同士のコミュニケーションでも似たようなことが生じがちで、相手が思い通りのリアクションを返さなかったり、こちらの意見を素直に聞き入れな…

酒を飲んで投稿してはいけない(2)

以前に書いたこれの続き。酒を飲んで投稿してはいけない - 103なぜダメなのか、ということを説明するためのイメージ(映像的な)が以前から頭にあったのだけど、なかなか煩雑な話でもあったので、書くのも面倒でそのままにしていたが、そろそろ忘年会シーズ…

オールタイム・ベスト・アルバムを考える

ここ数日、南房総まで小旅行に行ってきたのですが、その帰り道にぼんやり考えたのは「それを聴く前後で価値観が変わるほど影響を受けたり、いつ聴いても退屈を感じないような好きなアルバムって、なにがあるかなあ」ということで、それを以下にまとめてみま…

人種差別禁止法・ヘイトスピーチ規制法の是非

久しぶりに考えがいのある論点だと思った。重要なことなのでもう一度。私は浦和ファンであることを、無期限で停止します。悔しい。Jリーグには強い処分を願う。→G大阪FWパトリックがSNS上で人種差別の被害者に。本人は悲痛な想いを吐露 (フットボールチャン…

酒に鈍感

いくら飲んでも酔わない人を「酒に強い」と表現するが、それはたんに鈍感なだけではないか、と思うことがある。通常、「強い」とは良いことであり、「弱い」とは悪いことを指すから、「強くなければいけない」と人は半ば無意識に考え、それが原因で酒を飲み…

匿名の相手と戦ってはいけない

ある種のネット上の議論においては、ネット特有の特殊な論法に長けた人というのがいて、その人がそのスタイルを守るかぎりは決して負けず、逆に本来であればまともな話をしているはずの方が論戦としては負ける、という状況が起きがちだと感じる。もう幾度と…

振り上げた拳を下ろす練習

人と人との争いの原因のいくつかは、「前提としている情報(認識)が異なる」ことにある。誰かが誰かを攻撃的に責めるとき、責めた側の前提にしていることが、責められる側にもつねに共有されているかといえば、そうではない場合もある。というか大抵は共有…

突然殴りかかってくる人にどう対すればいいのか

人間の相性というものがあって、話せばわかるけど普段はあまり合わない人、話すまでもなくすごく深くわかり合える(ように感じられる)人、どうしても無理、いや絶対無理、みたいな人などがいる。最後の「絶対無理」という人であっても、目が合えば挨拶ぐら…

ブログをはてなダイアリーからはてなブログに引越した

これまで、はてなダイアリーで身辺雑記、はてなブログでそれ未満のメモ的なことを書いていたのだけど、だんだん後者の方が機能的に充実してきて、それにつれて前者が更新しづらく感じられるようになり、更新しづらく感じるからあまり使わない、使わないから…

同時に発生するメリットとデメリットをセットで語る

これを書き始める直前に気づいたけど、ちょうど1年前にこれを書いたのだった。そして今また、以下の記事が話題になっている。率直に言って、この内容には胸を打たれた。感動した、と言えばウェットに過ぎるかもしれないが、それに近い何かを感じた。その感覚…

結論が決まっている人と議論はできない

ラーメンとカレーのどちらがおいしいか決定しよう、という機会があったとして、初めからラーメンだと決めている人にカレーの良さを伝えることはできない。一口でいいからこのオススメのカレーを食べてみてよ、と皿を差し出しても、もうラーメンだと決めてい…

YCAMまわりの近況報告

今年の春から夏にかけて、山口県の複合文化施設「 山口情報芸術センター」、通称「YCAM」(ワイカム)のWebサイトリニューアル・プロジェクトに参加していました。山口情報芸術センター[YCAM]プロジェクトの進行当時の様子などについては以前にこちらに書…

カップラーメン半分

カップラーメンを食べたいけどいつも多くて半分以上捨てるので、何となく作る&食べる気になりづらかったのだけど、湯を入れる前に諸々半分に分けて半分保存、半分調理、としたらちょうどいい量でライフチェインジングだった。ただしこれは粉末スープなどが…

Twitterではなくブログにメモ(Vimから)

140字に収まるかどうか、ほんのわずかであれ気にしながら書くのも面倒、というときにはブログにパラッと投げてしまって、Twitterなどにも流したければあらためてその記事URLを流す。というほうがメモを目的としている場合には理に適っているかも、という感じ…

血液型占いで苦情を伝える

少し前に、「**さんってぜったい、A型だよね!」(だって細かいことにこだわるから)みたいな会話を久しぶりに耳にして、うわー、いまだに血液型で人の性格を規定する人がいるのか、と思い、まあでも一般的にはまだまだそんな感じなのかな・・と思ったのだ…

信頼とは自動販売機のようなもの

あなたは自動販売機の前にいる。しばらく悩んで、お茶を買った。 ガラガラ、と音がして、取り口からペットボトルのお茶を取る。ごく普通の、当たり前の光景だが、もし冷たいお茶を買ったはずなのに、熱いコーンスープが出てきたらどうだろうか。通常は、そん…

勉強を続ける方法

4月から簿記の勉強を始めて得たものはいろいろあるが、中でも大きいと感じるのは「わかる」ための方法というか、厳密には「なぜかつて学校の勉強がわからなくなり、ついていけなくなったのか」がわかった(気がする)ということだ。簡単に言うと、それは借金…

かつて雨のようだった広告とそれに濡れた僕らのために

雨が降るといろいろ面倒になるから降らないでほしい、と思うことは少なくないが、かといって雨が降ったときに空に文句を言ったりはしない。雨というのは降るものだ、というのがこの世の決まりであって、降ったら困るとは思ってもそれが嫌だから俺もう先に死…

有用な広告と楽しい広告とそうでない広告

広告ブロックの話、面白い。 広告ブロックについての私見 | 辺境社会研究室 その界隈の話題を目にした後で、TwitterやFacebookでタイムラインを見ると、前者はiOSアプリで、後者はPCブラウザで、それぞれ広告がわずらわしいなあ、と感じていることに気づく。…

致命傷にならない範囲で傷つけ合う

佐野さんのエンブレム使用中止、あまりにもショックが大きい。小保方さんやザハ案件と並べている人もいるけれど、起きていることの質がまったく違う。自分はこれを想起した。 インドの村議会、15歳と23歳の姉妹を強姦するよう命令 兄弟の駆け落ちに「刑罰」 …

複式タスク管理法

複数の面から会計記録を取る複式簿記同様、一つのタスクを複数の面から(たとえば依頼する人と実行する人、当事者とその他の関係者等)記録する複式タスク管理という方法は効果を発揮する可能性がある。「さっき投げたメール見といてください」というだけの…

見積りを誤るのは希望的観測にもとづいて判断する方が楽だから

日程にせよ費用にせよ、見積りを失敗する大きな要因の一つは、「甘い見積りを出すほうがその時点における精神的負担が少ないから」だと思われる。「短めの日程」と「長めの日程」を作業前に比べたとき、後者の方が安全性が高いのは誰にでもわかることだが、…

FM的Twitter利用法

最近、Twitterでは以前フォローしていた人をどんどん外して、以前は知らなかった&今もとくに知り合いとかではない、プログラマーや英語圏の人をフォローしている。 というのは、単純にそういう人たちの発言に興味があるからで、これはラジオの放送局をチュ…

陰口は言っていい

自分の名前やアカウント名でネット検索をしていると、自分に関する、しかし直接言われているわけではない意見を見ることができて面白い。僕は有名人ではないから、あまり多くのそういった意見に出合うわけではないけれど、それでもたとえば、こうしたブログ…

私の学習法 〜水辺を埋め立てる〜

数日前に以下の記事を書いたが、簿記3級に合格した - 103d.hatena.ne.jpこの検定試験、昨日正式に合格通知が届いて、見たら92点だった。(100点中)合格ラインが70点で、一週間前まではそれすら無理、やばい、わからない、間に合わない……と思っていたのが嘘…

簿記3級に合格した

4月から近所の大原簿記学校に通い始めて、6月半ばに受けた簿記3級の検定試験に合格した。 昨日の朝、市内の商工会議所のサイトに結果が発表されて、番号があったときの喜びといったらなかった。普段から時間がない、時間がない、と言い続けているにもかかわ…

もっとやさしくしてやれば

大学で一番仲の良かった友達が亡くなったのはちょうど10年前の夏で、ああもう10年なのか、と気づいたのはつい数日前だった。今までそれについてなるべく話題にしないように、たとえばこういうところに書かないようにしていたのは、彼の不在を自分がうっとり…

非論理的な言い訳にどう対するか

以前から似たようなことを感じてはいたが、うまく言い当ててくれたと思ったのはダニエル・カーネマンによる「ヒューリスティック」という概念だった。より簡単な質問に答える(ダニエル・カーネマン『ファスト&スロー』より) - new draft 複雑なことにも私…