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Ableton Liveの練習、掃除、『騎士団長殺し』メッタ斬り

祝日。山の日。海の日もあるのに山の日まであるなんて、日本は日本住民にやさしい。いや祝日に関わらず働いている人はたくさんいるわけだけど。自分も前はそうだったし。土日祝の恩恵を受けることなんて全然なかった。と思ったけど、そのぶん平日ならではの大変さもなかったのか。

朝、起きると左肩の後ろ、というか肩甲骨のあたりがしくしくする。痛みというほどでもないが、筋肉痛ともまた違ったちょっと嫌な感じ。昨日の夜にやったダンベルプレスが影響してそう。今日はジムに行こうかと思っていたけど、やめる機運。

昼は抜き。冷たい麺ものがあればそれにしたけど、家にはなかったし、灼熱の外に出ていきたい気にもならなかった。

少し前から再開した、Ableton Liveの練習をまた少し。今日は以前に美学校で教えてもらっていたことの復習もやった。当時の募集ページがまだ残っていた。2年弱前のこと。

bigakko.jp

1ヶ月、毎週1回の計4回の短期講座だったけど、そこそこ忙しい時期だったので駆け抜けた。ほとんど余裕のないまま、それでも課題はけっこう真面目に作って提出した。最後は辻褄を合わせていくスタイル。最後に提出した1分間のオリジナル作品はそこそこ褒めてもらったと思う。

何しろ盛りだくさんだったから、あんまりディテールを覚えていないのがもったいないと思っていた。ノートはけっこう細かく取っていたので、それを整理しながら復習してみている。横川さんのこの本も共通するところが多いので、それも読みつつ。

ちなみにLiveは講座の少し後にセールをやっていたのでSuitという一番高いのを買ったけど(6〜7万ぐらい)あまり熱心に使っていなかったのでそれももったいないと思っていた。最近はよく動かしているので、このまま身につけば十分元を取れそうと思っている。

夕方、久しぶりに掃除機(コードレスではない方)をかけた。前から気になってるところがあったんだけど、忙しくて後回しにしていた。こういうの、三連休でもないとなかなかできない。他にも手を付けたい

Macのブックappに入れたPDFデータが別端末のブックアプリに出てこない・・と思ったらiCloudの同期が止まってた。MacのWi-Fiを一旦切って再度繋げたら再開(というか開始)された。ブックappではなくiCloud Driveの問題ということがわかれば早いけど、それがわかるまでに時間がかかった。

ちょっと前に買っておいた、豊崎由美さんと大森望さんの以下を読み始めた。

『騎士団長殺し』の話しかしていないかのようなタイトルだけど、たしかに『騎士団長殺し』については細かくしっかり語られているけど、実際には『色彩のない〜』とか『1Q84』とか『女のいない〜』とかもバシバシ語られているので、それでこの価格はお得と思える。お二人にとっては「騎士団長」は過去の「1Q84」とか「色彩」に比べたらだいぶよくできているそうで、少々意外だった。自分には「1Q84」って普通に面白かったし、「色彩」は正直あまり印象は残っていないものの、そんなに悪い印象でもなかったので。しかしお二人の話を読んでいると、とくに「色彩」は駄目だったらしい。春樹ファン(といってもいいであろう)大森さんですら、「自分はなんでこれを読んでいるんだろう、今まで何を面白いと思っていたんだろう」と我に返ってしまうほどの出来だったという。そう言われてみると、そうなのかな・・という気も。

というか自分の場合、春樹作品の中では『スプートニクの恋人』がけっこうそういう感じだった。初めて読んだとき、「え・・またその話?拡大再生産というか、今までやってきたことを薄めてまたやってるだけだよね・・?」みたいな感じになった。比喩もことごとく空振りしているというか、それこそ「自分はなぜ今までこれを面白いと思っていたのか」みたいな感じにすごくなった。まあ、その後やっぱりけっこう好きにはなったのだけど、それでもあの「あれ?」感、もう新しいものは出てこないのかな感というのは、ここで言われている「色彩」への評価と通じるものがあるように思った。

ちなみに、メッタ斬り本は過去のものも結構読んでるんだけど、なんとなくこれは買ってなかった。村上春樹や騎士団長はすでに読んでいて、それについて何か言われても新鮮味がないと思っていたからなんだけど(実際は全然そんな心配は不要だったのだけど)、なんで読もうと思ったかというと、以下を見たからだった。

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村上春樹について語るこの二人の面白さ。これを本でも体験できるなら、という。ちなみにここで話題に挙がっている『壁』はまだ読んでいない。読む前にこれを見るのはどうなのかと思っていたけど、あんまり問題なかった気がする。