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ブックスキャン、Spotify再開、小説的思考塾 vol.9

ブックスキャン

昨年末からふと思いついて再開したブックスキャン、2回め。1回につき10冊まで(1冊につき350pまで)送れるので、昨日までに見繕って今日梱包して発送してきた。月額3千円ちょっとで、送料はこちら負担で大体千円前後。4千円で10冊の自炊を高いと見るか、安いと見るかだけどちょうど良い本があるならけっして高くはない。

どの本を自炊(というかスキャン)するかという判断はなかなか難しいところだが、廃棄しても良いようなものをわざわざお金を払ってスキャンするのもちょっと違うというか、「読みたいけど(あるいは取っておきたいけど)、紙の本のままだと今後もあまり読まなそう、PDF化しておけばそのうち読むかもしれないし、というか読みたい」みたいなものをピックアップしていく。

今回はそこそこ良いセレクトができたと思うが、徐々に↑に該当するものは減っていくはずで、あと何回ぐらい続けるかは未知数。しかしいずれにしても、半ば強制的に部屋が片付いていく側面はあり、これはありがたい。

www.bookscan.co.jp

Spotify

これまで1年間、Spotifyの非人道的な運営への抵抗として、有料プランの解約、他のサービスへの乗り換えでやってきたんだけど、Apple MusicもAmazon Music Unlimitedも全然駄目というか、こっちから探せばいろいろ出てくるけど、向こうから「こんなのどう?」と働きかけてくるものがどれも、つまらないを超えて怒りすらおぼえるような選曲ばかりで、「あなたが学生の頃はこれが流行っていたでしょ、好きでしょこういうの?」みたいな、ひたすらくだらない懐メロをプッシュするしか能がないようなものだったりして、ああ、本当にこいつらには音楽への愛情というものが微塵もないのだな、と思わされる1年だった。それらのサービスを使っていれば、たしかにSpotifyへのアンチ、カウンターという態度を示すことはできるとしても、これほど腐ったような音楽体験をし続けるのも体に悪いというか、Spotifyはその体制こそゴミのようだけど、音楽のレコメンドは良いものだったし、そこには音楽を好きな人間が、少なくとも多少は関わっているに違いないと思わせるものではあったよな、と思い、これ以上自分の身体をいじめることはできないよな、という意味でSpotifyの有料プランを復活した。

早速、いくつか新しいレコメンドが出てきたけど、思ったとおり「今まで知らなかった、今まで好きだったとしてもおかしくない曲」がいくつか出てきている。

ちなみに、Spotifyに戻る直前に「そういえば」と思ってYouTube Musicも少し試したけど、これもSpotifyにあるようなセレンディピティは薄い感触。とはいえ、Apple MusicやAmazonのそれほど酷くはないかもしれず、継続してもう少し触ってみる予定。

こういうサービスというのは、適当に運営しているとすぐにバレてしまう。Apple MusicやAmazon Music Unlimitedの偉い人の中に本当に音楽が好きな人なんて一人もいないだろう。それらを使うのは本当につらかった。

保坂和志

保坂和志さんの以下に参加した。
【配信版】小説的思考塾 vol.9

元々たしか昨年末に忘年会をかねて行われる予定だったのが、保坂さんの体調不良(というかコロナが疑われて実際は陰性だったという)で延期されたもの。

ちょっと音が聞きづらかったんだけど、内容は良かった。アーカイブがしばらく見れるので、その間にまた聞き直すつもり。