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国葬

仕事

なかなかの忙しさ。終盤、いつもの文章講座。最終回が近づいてきた。かなりハードな1日だったので、参加者にとっても大変だったと思われる。ここ数回は練習問題を出して、それに短時間で答えてもらうというエクササイズ的なことをしているんだけど、今日のは一番難しかった。後から、もう少し簡単なのにすればよかったと思ったが、そのようにアレンジする余裕もないぐらい忙しかったのだ。

明日は有休。いろいろ雑事を片付ける。

国葬

国葬当日。TVでは馬鹿な中継をしているところもあったようだが、幸い見ずに済んだ。TVを見るのはいつも夕食時だけで、リアルタイムになにかを見るということはほとんどない。ハードディスクに録り溜められている直近1〜2週間の数番組から適当に心地良いのをなにか見る、という感じ。アド街とか、ネコメンタリーとかそういう。

逆にというか、Twitterでは終日なにかしら国葬関連のことが流れていて、なんというか、面白かった。希望を感じた。これほど多くの人が、物理的に反対の意志を示しているのか、というかるい驚きもあった。あちこちでデモが起こり、フォローしている人も少なからず現場に参加していた。

国葬に反対する人は世論調査によれば5割強〜6割ほどで、NHKによれば57%だとか。しかしこの時、なぜか賛成している人の割合が併置されない。反対57%と聞くと、直感的には賛成43%のようだが、もちろんそんなはずはない。反対か賛成のどちらかしか選べないならともかく、世論調査で2択のみということはあり得ない。どちらでもないとか、無回答とかがあるわけだ。そのNHKの調査では、賛成は32%のようだった。

www3.nhk.or.jp
www.nhk.or.jp

政府が、今月27日に安倍元総理大臣の「国葬」を行うことへの評価を聞いたところ、「評価する」が32%、「評価しない」が57%でした。

57対32と57対43ではだいぶ印象が異なる。というか事実と異なる。だから誤認を誘発しないように、反対の割合だけでなく賛成の割合も常に示すべきだ。
上のリンク先の「賛否が分かれる」もおかしい。5対5とか6対4ならわかるが、57対32の状況を「分かれる」とは言わないだろう。反対している人の方がずっと多い。その状況を伝える言葉を使うべきだ。

これだけの多数派が反対しているにも関わらず、そのイベントは全額税金を用いて強行された。その事実こそが重要だ。異様な国。カルトがこの国の舵を握っている。