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なんでもないものの変容(2回め)、私は男が大嫌い

土曜日。ジムに行きたかったが、夕食の買い出しが必要だったので諦めて、空いた時間で行ける美術館に。

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展示替えする前にも1回行ったけど、展示替え後は行ってなかったので。いつもよりちょっと人が多いかなと思ったけど、明日が会期末だったからかも。全然知らずに行ってた。逆にというか、今日行ってなかったら展示替え後は行けなかったかも。危なかった。

前回は企画展だけだったけど、今回は常設展も見てきた。北園克衛とか、あと千葉の日本画の人(忘れてしまった)など。北園克衛、なんだか軽い感じでよかった。ハハ、と笑いながら見れてしまう感じ。

前後するけど、企画展の一部である実験工房、前回見たときより面白く感じた。前回は「美大の卒業制作展みたいだな・・」と思ったけど、そしてその印象はそんなに変わらなかったけど、でもなんというか、まっすぐに制作に向かってる感じというか、ある種の素朴さに好感を持ったというか。

本題の写真の方、これはこれで見れてよかった。アジェの写真なんて、もしかしたら初めて見たかも。瀧口修造という人もなんとなく雰囲気だけ知ってる・・という感じだったが、少し実感を持って知れた感じ。メインの写真家では阿部展也・大辻清司・牛腸茂雄のうち大辻さんのがよかった。本当に「なんでもないもの」をひたすら撮っている。ただ、ポスターにもなっているようなセットアップを施したものは今いち。ただそこにあるのをそこにあるまま撮りました、なんの意味もないただのメモです、みたいなやつがよかった。

買い物の後、本屋に寄って何か面白そうな本はないかなと棚を回っていたら、これが2冊差してあった。

なんだかすごいタイトルだけど、パラパラ見てみると本は薄め、詩集のように読みやすい組み方だし、手触りも軽くていい感じ。しかもあの『禁断の果実』を出した花伝社ということもあってこれは買いでしょう!という感じで買った。できればそのまま喫茶店にでも入って読んでいきたかったけど(たぶんそれが一番効果的に味わえる。書店帰りに喫茶店で読むというやつ)、あまり時間もなかったのでそのまま帰って、またいろいろ家事。雑多な一日だった。