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教習所の入所式

有休。猛烈な寒さ。昨日からスッと寒くなってきたと思ったら、突然冬のよう。秋のあまりの短さ。5日ぐらいでは・・?

さて、ついにというか、とうとうというか、車の免許を取ることになった。その入所式があるので有休を取った。自分が車を運転することになるなんて、それも40代も後半に入ってからそんなことになるなんて、まったく想像していなかった。免許返納までの期間の方が成人してから今までより短いのでは?とも思う。まあそれだけ、事故に遭う可能性が減ったとも言えるかもしれないが。いずれにしても、そういう必要が生じたということ。

教習所選びにはそこそこ時間をかけたが、比較的近場で学科をオンライン受講できるところがあったので、そこにした。行ってみたら説明も丁寧だし、なんとなくアットホームな感じだし、近くに大学があるせいか、それとも単純に教習所というのがそういうものなのか、とにかく年齢層が若いし(自分の子供でもおかしくないぐらい若い人たち)、そういう意味でも居心地は悪くない。若い人に囲まれると調子が狂うというか、若者を憎悪するようなおじさんも珍しくないが、自分は若い人たちとの相性がそんなに悪くない。若い人はおかしな社会人たちのように理不尽な持論を押し付けてくることもないし、こちらもあんまり彼らに威張って接するようなこともない。平和な関係性を作りやすい。

スタッフは皆穏やかで、ギスギスしたり高圧的だったりする感じはない。そういう場所だと勝手に思っていたが。受付の人たちは熱心でプロな感じ。これから何ヶ月の付き合いになるかわからないが、とにかくここの人たちとやっていくしかない。

契約に際しては様々なオプションサービスがあったが、何も付けずに標準のプランでスタートすることにした。大半のオプションは自分には関係なく(平日だけでスケジュールを組むとか)、後から追加できるものもあったので、様子を見ながら必要だと判断したら付ける、という方針で。ただし唯一、何回再履修しても一定の上限以上は追加料金を支払わなくても済む「あんしんパック」みたいなオプションがあり、これは一度契約が済むと変更できない。事前に結構検討して、自分の年齢だと3万ちょっとのオプション料金を払えばどれだけ落第してもそれ以上支払う必要はなくなるのだけど、悩んだ末にナシにした。しかし後からあらためて教本などで今後の具体的な教習内容を確認して、その程度の額なら保険として払っておくべきだった・・と思った。あまりにも覚えること、身につけることが多く、しかし自分はそういったことが身につくまでに、いつでも物凄く時間がかかるのだ。一旦身につけばその後は息を吸うように、何も考えなくてもできるようになるが、それまでが長い。ということに後から思い至り、ずいぶん後悔したがもう仕方がない。そんな判断をしてしまうのもまた自分である。

入所式では所長からの簡単な挨拶や概要、適性試験、視力検査等をやった。適性試験というのはむかーし、小学校ぐらいの頃に一度だけやったことのある知能テストみたいなもので、この模様が何に見えるか?みたいな(ロールシャッハテストみたいな)ものから、簡単なテストみたいなものから、自己分析的なものから、いろいろ。結構疲れた。

視力検査はギリという自覚だったが、案外問題なかった。

送迎バスみたいのもあるが、駅から歩いて15分ぐらいなので基本的には歩いて通うことになりそう。自分だけのペースで、他の要因で遅刻したりしないで済むのがいい。

平均的には卒業まで3ヶ月程度かかるらしいが、自分の能力というものを考えると、早くて来年1月、ずれこんで2月ぐらいに終われば上々ではないかと想像している。