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 山下スキルさんの日記(http://www004.upp.so-net.ne.jp/flipside/内)を読んだらブログの定義を「あれはもともと時事ネタに対して自分の意見を言うツールだと解釈してる」とあってヒザを打つ。僕は前にも書いたようにそれを「そういう名前のなんか、かわいいもの」としか言いようがないと思っていたが、そう言われたらかなり難しい(と思っていた)コースにズバンとストライクされたような気分だ、なんて球技のキライなスキルさん用の比喩のつもりはまったくないのですが。
 という流れが正しいかどうかはともかく、複数のブログをそれぞれのタグとして使用する試みである。すでにこのサイトというかブログというか日記というかはてな、は、もう名前の付けようのない無法地帯で、面白いのかどうかも判断がつかない、というか、そういう基準とは遊離した何かを軸に移動を続けている。この他、ペン大のことを書くブログ、後藤繁雄さんの編集教室であったことについて書くブログ、東大講義について書くブログ、それからもう一個、まだガイドしていないページが二つある。何だそれ。ともあれ、そういうのを大きな一個のシリーズのコンテンツとして設置したい。あまり長期的な視野にはなく、いつもの通り思いつきだが、まあいいだろう。
 こうした試みの発想の元は、ターゲットの絞り込みにある。なんて言うと広告屋のシミュレーションみたいで恥ずかしいけど本質はそこにあって、言い換えればちゃんとした手紙に移行しつつある。はじめにブログの定義に関して、スキルさんの文言を掲げさせて頂いたけども、それはたとえば手紙である。このサイトならこのサイトのパーマネントな読み手がいることを僕は知っている。あまり詳細に、ではないけど、実際に見ている人のおそらく4分の1ぐらいは把握しているのではないか(検索で初めて来た方はさすがに除く)。僕はたとえばこのサイトを通してどうやらあなたにこれを書いている。
 と、いうのと同様に、ペン大ブログにはそこの、東大講義ブログにもやはりそこの、固定の読み手がいると思われる。ので、彼ら用の手紙を、きちんと書きたいな、どうせ書くなら、と、行為の意味を少しずつ明確にしようとしてるその経過としてタグ的なブログ運営をし始めている。
 その際、本サイトのタイトルが『103』なのは、若干意味が曖昧に過ぎる。から、何となしに言い得ている感じの『GROUND』に変更した次第。で、その他のサイト名も『SCHOOL』『METHOD』『NOTE』etc.といった具合にした次第。ちなみにこの後者3つはそれぞれ、編集教室、ペン大、東大講義の内容です。リンクはサイドバー下部をご参照。
 合同ゼミのほうも、こうした活動の煽りを受けて、必然的に徐々に展開が変わっていくと思う。ひと言で言って、もっと適当になっていくと思う。もっと軽く、もっと優しく、もっと面白くなるだろう。アカデミックでフィジカルでフレッシュな内容は、フナヤマさんの自主ゼミが牽引してくれそうな感じだし、僕は僕のできる最大限に良しな方向性で行くだろう。ずっと前からそうだが、最近もそういうことを考えている。ところで今月の合同ゼミは京橋のいつもの教室で、最終土曜日の25日に行います。その足で僕は、代官山ユニットの、AOKI takamasaさんのライブへ行きます。その前日とその後日のあわせて3日は、もの凄い内容の日々になりそうだけど、それはいずれも終わってからご報告します。