103

[AP]

 それでもなんでも終わってもまだ帰れなくて、246へ行く前に直前まで必死でやっていた作業を一旦納めたAP本社へ寄る。APとはペン大生で私の尊敬する友人が立ち上げたクリエイティヴユニットの略称だが、詳しくはたいへんなので小出しに。だって日記書いてる場合じゃないんだから。そのAPへ寄ったらギリッギリの空気。あんなピリピリした仮眠の様子は久しぶりというか初めてかもである。凄い極限感を頬に触れるカーテンの裾のように寸瞬味わう。が、気にせずお茶と差し出されたピノを食して待って、グググと打ち合わせて辞去。うーん、何だか新鮮な打合せだった。独立戦争帰りの兵士にインタビューしたような。亡霊なのか青年なのか・・・(良い意味です)。それにしても思った事をダラダラと喋れる相手は貴重である。思うに、ダラダラ喋る事が一番建設的な道具となりうるって気もするのだ。合同ゼミもそんな感じになったらいいなと思うが、或いはあの場所は、もっと舵取りを複数に増やす事でそれが成立するのだろうか。わからない。そんなわからないゼミも、今週土曜である。26日。