103

 「ブログ」っていうのは、その字面(字を絵として見たときの印象)と、口に出した時の響きのかわいさがあって、少なからず受けていたり求心力を持っていたり、「あ、俺もやってみようかな」とか思わせるんだな、と今日ふと思った。これがWeb日記とか、ウェブ日記とか、インターネット日記とかだったら、たぶん結構駄目なんじゃないか。誰もやらないってことはないだろうけど、「ブログ」だったら、モチベーションがなくても「試してみたい」と思いやすいんじゃないか。
 思うのだが、人がこんなに「たわごと」を放出した時代がこれまでにどれだけあったのだろう。ミニコミとかなんだとか、いろいろかつてからあるにはあったろうけど、ここまでしようもないことを、人目につくように羅列できている時代っていうのがこれまでに・・・。と書いて初めて思ったが、それはしかも今後加速しうるのだろうか。いや、いずれその「かわいさ」も求心力も薄れ、審美眼が生じてきてそんなに「たわごと」は増えないだろうか。