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 前エントリーにも書いたように、最近は内田センセイのブログ過去ログをぜんぶ読む計画を進めていて、いろんな作業の合間に読んで読んで半分くらいは読んだが、ところで今日のセンセイのエントリーは「アメリカの呪い」というもので、内容は置いといて、それはどう考えてもフィクションなのだが、フィクションでしか語りえない真実(否定できない実感)というものを捉えているように思った。
 http://blog.tatsuru.com/archives/001810.php
 このところ下らない言説(言い回しと内容)で読者の視野を偏狭な世界へいざなうブログをいくつか目にしてしまって「これこれこういう理由により、こういう見方って、嫌だな」と、口にも文にも出さずに思ったが、そのこれこれこういう理由というのはじつはどの内容に対するものでも一致していて、総じて上に挙げたようなフィクションを許さない態度だ。