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 「何か間違ってる気がするんだよなーー」と思っていたのだけど、さっきようやく気が付きまして、原郁子さんじゃなくて原田郁子さんだった(前日記で間違えて、もう直したという話)。知る人ぞ知ると思いますが、その直前のエントリーで原由子の楽曲とくるりのとある楽曲が超似てるのはどうしてかという話に関する話を書いていたところなので(似てる理由自体はたぶん「そういうのが浮かんできちゃったから」とか「それが好きだったから」とかだとは思うのですが、その「似てる」という事実をきっかけに違いを見ていくというのは面白いので勝手に僕も考えたがっていたりしてます)、両方がくっついちゃって新人物をつくってしまったようでした。
 ところで似てる楽曲で、しかも本人がそれをわかっていながらリリースしてしまった例として僕が思い出すのは、今AIRをやってる車谷浩司さんがかつてやっていたBAKUというアイドル・ビート・パンク・バンドのとある曲(というのはタイトルが思い出せないだけなんですが)が、すごいブルーハーツの『人にやさしく』と似ていたということで、何でそんなことを憶えているのかというと、何とその似ていることについてきちんと突っ込んだインタビューがあったという事と、しかもそれにしっかり答えている作曲者の車谷くんの発言というのが印象深かったからで、そこで彼は

似ているとはわかってたけど、そうやって浮かんできたからそのまま出した

 と言っていて(大意です)、それはシンプルだけど凄くいい。