- テスト&FPM&舞城+北村薫
(1)今日は早起きしてまずメールを2通と電話1件。
にしても暑い・・・ですね。もう、チョコとか持ち歩けないですね。ほんとに。
(2)東大・菊地ゼミのテスト
などよりずっと重要なのがペン大のテストで、今回は初等クラスの「イエローアイド」から中級クラスの「フィヨルドランド」への昇級を目指すのですが、これがダメだとまた次のテストまで初級授業を受けねばなりません。
菊地さんはいつだったか、「テストは点数を競うためのものではなくて、どこが理解できていて、どこが弱いのかを探るカウンセリングだ。」と言っていた気がするのですが、緊張しぃの僕が普段どおりに出来る見込みは低いので、やはり復習するのです。(「復讐じゃないですよ。復讐するから戦争がなくならないんです。」とも言ってましたね。)
まあ今回は「聴音」のテストが無いというのがせめてもの救いというか・・・って、救われてる場合じゃないか。
(3)ぜんぜん関係ないんですが
ペン大における「イエローアイド」等の名称というのはもちろんペンギンの種類の名前で、でもべつに、大きい順にとか知能の高い順にとか、そういう「クラスの順番」と「名称」とのあいだに関連性はないんだそうです。じゃあどういう理由で付けられたのかっていうと、そこまでは分からないんですけど。(←ってこれ、それこそ「何の役にも立たない」知識ですね・・・。)
のアルバム『 too 』に入っている「 Days and Days 」を聴いています。
どこにでもありそうな、使い古された、せつなめのコード・ディレクション。これって、僕がすごく好きなトーンのひとつです。
昔、フェアグラウンド・アトラクションというアコースティックなバンドがいて、「パーフェクト」という大ヒットシングルと傑作1stアルバムを出して解散してしまったのですが、そのソングライターだったギタリストが解散後に組んだ "Sweet Mouth"というちょっとどうかと思う名のグループの1stが僕は好きで、↑の「 Days and Days 」は何だかそれを思い出させます。
私の愛は強すぎて
あなたを自由にさせなくちゃ
息苦しくなっているでしょう
ある曜日、あなたがいないなんて信じられない
私は朦朧と生きている
ある曜日、あなたがいなくて元に戻れるのかな
今日は何曜日なのかわからない
(Copyright (C) FPM)
こういう美しくてコマーシャルで少し悲しいダンス音楽って(Sugiurumn feat. 畠山美由紀の「 StarBaby 」なんかも僕にはそうですけど)、こんなメチャ暑の昼下りに聴いてもけっこういい感じです。あるいは名曲って、あまねくそういうものなのでしょうか?
(5)『好き好き大好き超愛してる。』が芥川賞候補!!
【芥川賞候補作】絲山秋子「勤労感謝の日」(文学界5月号)、栗田有起「オテル・モル」(すばる6月号)、佐川光晴「弔いのあと」(文学界5月号)、舞城王太郎「好き好き大好き超愛してる。」(群像1月号)▽松井雪子「日曜農園」(群像5月号)、モブ・ノリオ「介護入門」(文学界6月号)すげー。やったー。でも舞城さんがココで取り上げられるなんて想像してなかったですねー。(してた?)
【直木賞候補作】伊坂幸太郎「チルドレン」(講談社)、奥田英朗「空中ブランコ」(文芸春秋)、北村薫「語り女たち」(新潮社)、熊谷達也「邂逅の森」(文芸春秋)、田口ランディ「富士山」(同)、東野圭吾「幻夜」(集英社)
『好き好き〜』は「群像」で読んだときにすっごいヤられて、何度か書き写しさえしたものですが、まさか覆面のまま候補作になるとは。
その一方では絲山さんが3度目の候補ですね。サイトもよくチェックしてるのでぜひ獲ってほしいけど、『好き好き〜』に比べると印象がスマートすぎるかな・・・なんて。いや、でもこればかりはね、わからないですよね。保坂和志さんの受賞作も「え?」って感じのあっけなさでしたし。
直木賞もけっこう面白そうで、「邂逅の森」の熊谷さんは何だか、芥川賞における舞城的な役割を担っているような印象がありますねー。
にしても、北村さんって、なぜ今?って思ってしまうのは僕だけでしょうか?なんだか前回の京極&江國の受賞を思い出してしまうのですが。というか、僕はこういう賞の存在価値は、作家さんの生活をラクにする点にあると思っていたりするので、すでにある程度の認知を得ている作家さんを候補にするのはちょっと違うのでは?なんて風に感じてしまうのです。(って、北村さんは好きなんです。「植物採集」とか、マジで素晴らしいですからね・・・。)
note103 | 日記 | 12:59 |