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2004.07.08 Thursday @JGM-7th

  • ピラニアン・ジルベルト&東大 from ケイオス


(1)「ピラニアのような演奏」

 というのは、菊地さんが昨日のラクダカルテットにおける自分の演奏について、日記に書いていたコメントなのですが、言いえて妙とはこのことでしょうか。言われてみればっていうか。って、アレは疲れる!!アレは疲れる!!(by NaruyoshiKikuchi)
 七夕エディションの今日付けの「日記」は、いつにもましてオススメですよー。→renouvellement & nouvelles (written by 菊地成孔)
 

(2)本日は東大での講義。 

 へのモグリ。すごーく暑そうで怖いです。いやマジで。


(3)昨日のラクダの感想を小出しに。

 ラクダの音を浴びながら、80年代広告ブームの音楽環境を思い出したのは僕だけでしょうか?サックスを吹いていた頃の立花ハジメ氏の作品を思い出したのも、やはり僕だけなのでしょうか?(『逢うは別れのハジメなり』とか)

 2ndセット・ラストの曲は昨日の中で一番キャッチーで、それこそ「4度進行によるターンバック at バークリーメソッド」を巧みに利用した(と、音楽理論・初等科に通う僕が勝手に思い込んだ)佳曲でありました。その曲中での、3人のサックス吹きによる、バトルというより競争という方が近い饗宴(!)は、昨日のライヴのハイライトの一つでもありました。
 アルトの林さん・・・カッコよかった。


(4)そうだ!!

 そういえば当たったんです、ジョアン・ジルベルトの来日公演 at 東京国際フォーラム! うれしー。
 神様ありがとー!(←ジョアンのこと。)高いけど嬉しいー!(←12000円也。)


(5)東大行ってきましたー。

 今日は菊地さんが、今までで一番壊れてました。
 なんでも一睡もせずに来たそうで、いつもならそれでもストッパーがかかっている「黒いギャグ」が、もう割れた水道管状態というか漏電状態というか・・・。前半などはとくに、「これ、今日は大丈夫なのか?」と不安になってしまうほどだったのでした。
 とはいえ、襲い来る眠気と刹那をねじ伏せるように這うように授業を進行し、結果的にはむしろいつもよりスムーズに、かつ余裕とある種の緊張感を持続しつつ、予定時間より早く(!)前期最後の講義を終えてしまったお二人には、やはりさすがだなーと思わずにはいられませんでした。
 というか菊地さん、昨日の「ピラニアみたいな演奏」で相当疲れたうえに寝ないで90分の授業って、”追いつめられるほどに冴えていく”っていうのは本当なんですね・・・。
 客席、じゃなくて生徒たちも今日は異様にウケがよくて、「前期最後。」というのが関係したのかどうなのか、風通しがいいというか、オープン&リラックスな空気が全編に漂っていたような感じで、実質講義の舵取り役を担っている大谷さんは大谷さんで、グダグダの菊地さんに対していつもよりキツめの突っ込みを放ちつつ(「進めろよッ!!」とか。←あんなに鋭くて気合の入った突っ込みは初めてだったかも。爆笑とってました。)「カオスの波」を被ったのか、普段に比べて若干ハジけてというか、イキイキしていたようにさえ見えて、とても良かったです。
 
 で、来週はいよいよテストなのですが、「いよいよ」って僕はモグリなのですが、「東大生はモグリと組んでもヨシ!!」なんて講師二人で改めて宣言したりして、その後の「パーティー(!?)」も含めてまったく「見えない」のが怖いですね・・・。
 

note103 日記 08:53