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2004.10.17 Sunday @JGM-7th-2

  • ありきたりな日記


1. バイトは

 日本シリーズの影響なのか、出足悪し。
 でも、夜6時半ぐらいから徐々に来店。ちぇ。と思いながら水を運ぶ。
 そう、今日は久しぶりのフロア担当だったのです。緊張ー。
 ピザやリゾットを次々と運ぶ。
 いろんな人がいる。いろんな対応がある。でも、皆さんおおむねいい人だ。一組だけ、大学1年ぐらいのカップルのマナーがちょっと悪かったけど、その傲慢さは独立して機能しているのが救いだ。そんな風なままいわゆる「権力」を持ってしまったオトナに比べれば、ずっと。

 なんて感じのまま営業が終わる。給料を受け取る。


2. 東大講義録サイト「 second television 」の

 コメント欄に、後期第2回目の講義録作成状況をアップ。というか、まだ出来ていない旨を報告。ついでに、公開予定を予告してしまう。
 橋は焼かれてしまったのだ、というメタファーは、村上春樹はもちろん、このまえ読んだばかりのオースター『リヴァイアサン』にも出てきた常套句だ。
 

3. すっかり勘違いしていたのは

 明日のバイトの時間で、夜だと思っていたらランチ担当だった。
 だから、講義録を今夜中に集中して仕上げて、明日は昼まで寝てようという計画は変更で、講義録の公開はそれで余計遅れるのです。(ということにしておく)


4. 今回の講義録には

 いろいろハードルが多い。
 キーボードが登場したのは初めてだし、板書にはコード譜が書かれたし、扱いを悩むファクターが個人的にけっこうある。
 でも一番問題なのはモチベーションで、1週間に一度あの濃さがあるというのは、講義録を始めた夏休みの頃のように好きなペースで好きなだけテキストに付き合うというやり方を許さないところがある。というかつまり、「次」が早すぎる。
 僕の頭はまだ全然、第1回目と第2回目のあいだぐらいのとこにある。

 だから、集中することが求められている。
 「一気にやる」という像にモチベーションとカタルシスを依拠する。


5. ビヨンセには

 さすがに飽きそうだったので(まだだけど)、その回避作戦として、もう一度空気公団を聴く。
 前回は何だか「夕暮れ電車に飛び乗れ」以外は半端にバンドサウンド(というかギター)感が強くて耳がついていかなかったので。
 で、聴くと・・・微妙だ。
 もっと苦かったり痛かったりする部分を持ってるだろうに、そういうのがでてくる寸前に無理やりな優しさみたいのが出て全体がぼやけて印象が薄まって見えてしまう。そんなに優しくなくてもいいぜ、とか思う。
 セルフタイトルのアルバム聴いたときはかなり期待したのだったけど。いや、今だって好きなんだけど。


6. 昨日書き忘れてしまったのですが憂鬱と官能を教えた学校

 『文藝11月号』の巻末には、『憂鬱と官能を教えた学校』のブックレヴューが載ってました。
 作曲家の鈴木治行氏による、1ページ2段組、普通に長めの評。
 一読して要約すると、
「これはバークリー・メソッドの要約版としても読めるけれど、同時に、その限界を暴く側、つまりバークリー・メソッドの ”外部”に立ちながら愛憎入り混じった思いをそこに馳せる菊地氏の ”理論の外部へ向かう運動性”というものが、この本を単なる理論書から逸脱したものにしている」
 とのこと。(大意)  
 
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