- 「最近のこと」の二日目
本来の予定としては、このような日記的性格をもった文章を早くても３日、出来れば１週間ぐらいは寝かせてからアップしていくつもりだった。
推敲というほどではないが、削ったり加えたりという作業はどうしても出てくるだろうし、何といってもその未完（？）の文章を人まえに出すことには抵抗があったのだが、でも考えてみればどんなに素晴らしい文章を書いたところで読める人間はいまのところ余りにも限られているのだし、直しにしても出版物などとは違っていつでも可能なのだから、まあいいかという感じで書いたその日にすぐ公開してしまっている。
「本来なら」とさっきは書いたが、それでも「本来」のままならやはり「こう」は展開していなくて、「こう」なったのにはきっかけがあって、数日前にパソコンが壊れてしまった。
それでそれまで作ってあったこのページのためのデータもすべて消えてしまって、サーバーとの契約はもう済ませてあったので、とても焦ったような気持ちになって急いで仮住まいのようなこのページを作った。
仮住まいというのは実感にちかい喩え方で、パソコンがまともな状態に復旧するまでの数日間の不安というのは、そういう目に遭ったことはないが住まいを失ってこの先どうするかと考えているときのようだった。そこで一切のパソコン周辺のことを捨ててしまう選択肢があればまた解放感のようなものも生まれたかもしれないが、サイトを作ることは先の契約の話も含めてもう変えられないことだったので、そういった解放感もないままにただ不安と後悔のなかで仮住まいのできるのを待っていた。
話を戻すと、そんな風に焦った心境の中で作り始めたことと、以前に作った分がまったくなくなったこととがあって、それで「今日書いたことは今日公開する」ようなことになってしまっている。
このある種の臨場感/スピード感とも言えるものがこのメディアの特長でもあるとは思うのだけど、それでも初めにいったような「寝かせる」ことも多少は必要かもしれないとも思うので、今後どういう展開になっていくかはまだわからない。
