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福島みずほさんの1万字インタビュー、Colaboのバスカフェ再開

福島みずほさん

福島みずほさんのロングインタビュー。と言っても読みやすいのでそんなに長くは感じない。

sdp.or.jp

ご自身の事実婚やお子さんのことなども率直に話されていて、本当に良い内容だった。偉そうな言い方になるが、社民党、こんなに良い記事を作れるんだ、という驚き。難しい話をすごく平易に書ききっている。プロの仕事。数年に一度レベルのクオリティの記事だと思う。

Colabo

バスカフェが再開された(バスはないが)。これについてはいくつかの新聞が取り上げていて、ちょっと意外だった。

mainichi.jp

www.asahi.com

www.kanaloco.jp

www.jcp.or.jp

妨害を受けている真っ只中、そして東京都がColaboではなく妨害者の意向に沿うカフェ中止を要請していたときなどには、朝日や毎日が十分な報道を行っているとは思えなかったが。もちろん、再開を扱わないよりは良いし、「妨害によって中止されていた」ことを書いているのも大切なことだが、だったらなぜ東京都の異常な対応を批判的に報道しなかったのかと思わずにいられない。東京都の対応は非人道的なもので、「こんなことがありました」と伝えるだけではまったく足りない。「それはおかしい、責任を果たせ」という批判があって然るべきだし、実際入管法などの明らかに問題があることについては各紙もそれをやっている。しかしこの件に対しては、なんだかColaboが攻撃されているときに助けに入ったら自分も巻き添えになるからと指をくわえて見ていた者が、もう安全だと思った途端に「心配していたんだよ」と駆け寄っているかのようだ。報道の中立性とは非人間的になることではないだろう。日本がこんなに歪んでしまったのは、朝日や毎日のような新聞社が闘うことをやめてしまったからだとあらためて思う。