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ニューヨークにお住まいの座間裕子さんが仏革本をご紹介&お取り寄せくださった! という話は先月の初めにお知らせしましたが、その後の同はてなにて、本のご感想を頂きました。
http://d.hatena.ne.jp/yukoz/20080420
それを拝読して僕が真っ先に驚いたのは、「ページが開きやすい」という点と、「本や音源の註釈が本文と同ページにある」点を喜んで頂いたことでした。
前者については、僕は本当に気にしていて、どんなに面白くっても、開きづらかったらダメ、ということはすごく思っていて、そうしたらデザイナーさんの選んでくれた紙がまさに(そのことを言ってはいなかった気がするのだけど)、思惑どおりの「開きやすい紙」で、その束見本(つかみほん)を見たときの「やったー」と思ったことを思い出しました。
後者の下段註釈についてはですね、僕が全部、インデザイン(という編集ソフト)で位置を細かくオペレーション(配置)してます。デザイナーさんにやり方を教えてもらってですね、無理を言って細かくやらせてもらったんです。だから、その段階で註釈テキストも結構改変したし、毎日デザイン事務所に通ってました。「だから凄いでしょ」という話ではなくて、そうせざるを得なかったというか。。そういう話って、自分から「ここ見て、ここ!」という風に言える部分でもないので、このように触れて頂けると本当にありがたいです。付け加えると、そういうご感想をですね、生きてるうちに自分の目や耳で受け取れるとはあんまり思ってなかった。
座間さん、ありがとうございます!!