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仏革本の書評シリーズがはじまった

産經新聞に載った仏革書評の執筆者であられる阪根さんが、仏革イベントを前に仏革本の書評シリーズをスタートされました。

大谷能生フランス革命』その読と解
その1: 僕 と チャーリー・パーカー
http://d.hatena.ne.jp/m-sakane/20080412/p1

まったく、ありえない内容。ありえない。とにかく読んでいるうちに何かが一周します。それからまた、小川てつオさんについてここまで触れられたテキストって、これまでウェブになかったのではないだろうか。僕は小川てつオさんの関係テキストを随時検索したりして読んでいるけど、オフィシャルなサイトでのアーカイブ的な情報も含めて、この内容は本当に隅から隅まで初めてで驚いた。
それから、仏革本も含めた関連書からの引用がかなりすごい。本をウェブに書き写すのって、一回音に変換経由しないといけないからこれ、もの凄く重労働なんですよね。それを大変な量、されている。
と、そのような部分はしかし本当にさしあたって採り上げられる具体的で些末な部分だったりして、当の文章にはあまねき事態を矮小化させない役割と力があるのではないか。このような文章をある意味では引き出したとも言える本を作れたことに、僕はもっと自信を持っても良いのではないか。
つづきものなので、次回以降も楽しみにしています。