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今日は雪って聞いていたので、とりあえずデザインチームに行かない可能性を高く見積もっていたのだが、降らなかったので夕方を過ぎてから行きました。往復にかかる時間と、作業をしている時間がどっこいぐらいなので、一瞬行くか迷ったのでしたが、じつは今日を休むと明日の作業に大きな影響が出るので行きました。それはボーリングのストライクとかスペアとかと同じで、今日の10分の作業が、「10分ぶんの作業」とはまた別の意味をじつは持ってたりするよな、と最近わたしは考えております。
本屋で買いたい、すごくこれが欲しい、という本がいま2つあるんですが、本屋に寄る時間もなく。ここでつぶす30分が、仏革本が出てからでは決して取り戻せない、そして30分ぶん以上の何かであることを最近わたしは考えているからです。
すこし前に録画しておいた深夜映画を見たら一年に1、2本、出会うか出会わないか、というぐらい面白かった。どうしてタイトルを言わないのかと言うと、言うと意味が変わるから。言葉が指し示すもの、その対象というのはつねに流動していて、固定しない。固定化されるのは言葉だけで、だから同じものを指し示すのに1つの言葉では足りないし、どうじに複数のものを1つの言葉でさしあたって指し示すことはできる。というようなことを最近僕は思っていて、そういうことを考えるに至る経緯が図らずも、『大谷能生フランス革命』(以文社)という書籍に掲載される僕のテキストには書かれています。(それが誰の役に立つとも思わないけど、ただ事実として。)で、今日はそのチラシをデザインチームと融合して作ってました。刊行時期については、(大谷さんのブログにはちらっと書かれていますが)それを入稿してからここにもアップします。