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サウンド・アナトミア―高柳昌行の探究と音響の起源大友良英さんのJAMJAMはてなで北里義之さんの『サウンド・アナトミア』が取り上げられていました。
http://d.hatena.ne.jp/otomojamjam/20071222

さらに、他人事だけどうれしい、ほんとにうれしい出来事。やっとと言ってもいい。今年50歳になった北里義之の処女評論集『サウンド・アナトミア』(青土社)が送られてきたのだ。多分書店にも、もう出ているころだ。副題に「高柳昌行の探究と音響の起源」とあるとおり、高柳昌行Sachiko M、中村としまる・・・わたしにとっては、音楽を考える上で欠かすことの出来ない、というか、もうわたしの音楽を形成するなかで最重要な位置をしめる音楽家たちが正面から論じられている。でも、そのこと以上に、この本が書かれた過程をリアルタイムでみてきてる身としては、感慨深い出版でもあるのだ。
(略)
ここでは、大谷能生佐々木敦、清水俊彦、高柳昌行等の文章も批評の俎上にあがっていて、ここから豊かな深みのある議論がおこることも期待せずにはいられない。今年出た高柳昌行『汎音楽論集』のアンサー本にもなっていて、この界隈の音楽に興味がある人にとっては、大谷能生『貧しい音楽』、佐々木敦のいくつかの著作とともに必読の書だとおもうけどね。

僕は存じ上げなかったのですが、大谷さんについても触れられているとのことでぜひチェックしてみたいと思います。