103

左手元には糸井重里著『ペンギニストは眠らない』。現在午前4時で、あと4時間のうちにアレを3件。残念ながら明日のペン大は今年2度目のお休みになりそう(僕だけ)。去年から数えて3回目ぐらいじゃないだろうか。去年は頑張った。いつも行って帰ってくると「危なかった、行かなかったら大変なことになるところだった」と思うのでその気持ちをなぜか持続させて「あと5メートル」を継いでいるのだった。飛行機の胴体が頭に浮かぶ。いつも同じ飛行機だ。状態はしかしいつも違う。今日の胴体はフラフラだ。天候は不安定でカミナリがいつ翼に落ちるかわからない。新たなショックを与えないように、慎重に航路を選んで嵐が過ぎるのをじっと待って飛んでいる。しかしいずれにせよ、飛んどかないことには機体は安定しない。安定させておくには、飛んどくしかないのだ。
『ペンギニスト』文庫の解説は菊地さんの師匠でアイドルの山下洋輔さん。ベタ褒めと言って良い。哲学書にして奇書。これで何とかバランスを計っている。今日の打合せに行く最中、地下鉄でふと手にしたフリーペーパー『metro mini.』も良かったな(と打合せ先で言ったらみんな知ってた)。件書の頃、糸井さんは35歳で、ここには菊地さんと大谷さんが東大で盛り上がった秋山道男さんのあのネタが載っていてウケた。