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他人と深く関わらずに生きるには (新潮文庫) 数日またバタバタとしています。睡眠ゼロ進行が徐々に当たり前になりつつあって、隣にすわった僕のうなずく速度がゆったりしていたらその日はまったく寝ていません。肩を貸してください。肩を。
 月曜にはペン大があって、これで今期は終了。おつかれでした皆さん。11月は秋休みで12月から新規スタート。今日同級生と会う用があっていろいろ話したがやっぱり新年度の新カリキュラム、楽しみだーー。にしても、僕はどうしてペン大つづけているのか、ああ、楽しいからか。
 図書館に久しぶりに行って、しかし手ぶらで自転車で行ってしまったから借りて帰れない(カバンがない)じゃないか、とそこで気がついて、欲しい本を全部その場でパラパラ集中して読んだら面白かった。一冊、文庫で池田清彦先生の『他人と深く関わらずに生きるには』を借りてポケットに入れて帰る。超絶に面白いが危険な面白さでもある。気をつけないと、この「固定観念の破壊」っぷりは、僕の定義する「一義的な解放」という新たな固定観念のきっかけで終わらせてしまう恐れがあって、それは言い換えれば「「じつは」の語法」という話法のテクニックでどうとでもなる抑圧の形と見分けがつかない効果をもたらして終わり、となる可能性があるのだ。でもまあ、きちんと読んだらそんな抑圧がここにはないこと、と同時にどんな誤読も許容されるべきであること、などにも後から気づいたりするのだけれど。
 ところで来週月曜の後藤さんのスクールはまた延期、これで我々の通う13期の最終回は、はじめは11月中に終了する予定だったのが12月いっぱいかかることになって、あと一回でも伸びれば来年までかかることになる。それで後藤さんとお会いできる機会が長くなる、ということだから僕としては勿論歓迎なのだけど。・・・にしても来年かあ。あるのか、それ。