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 今日は後藤さんの編集教室第3回。これまででいちばん内容が濃くて新鮮で刺激的でようは最高おもしろかった!!思うに、これまでのスーパースクール第13期(いま僕が行ってるやつ)は、これまでの「期」でやってこられた事と、さほど大きな違いはなかったんじゃないかって気がするのだけど(と、前回も前々回もじつはそう思っていた)、今回はかなり後藤さんバーストしていた、と、僕は感じた。これまでだって、無駄なことなんておそらく一語も仰ってはいなかったと思うのだが、単純にそれは、語りかける対象(つまり僕だが)のことがすこしずつ見えてきたというか、メガネの曇りが晴れてきたような感じだったのじゃないだろうか。
 というのも、後藤さんに限らず生きてる僕らは、よく知りもしない相手を見ているとき、それはまるで曇ったメガネ越しに対象を見ているようなものであって、しかもそこから逃れることも、その必要すらも、ないように思えるからだ。
 ということで、次回はまた来週にすぐあるわけだが、それもひじょうに楽しみだし、そのまえにそれに向けてあれこれ考えたりまとめたりしたいこともある。宮沢章夫さんも日記で書いておられたが、やはり生きることは考えることであり、と同時に、つくることはつくることでしか進展していかないのだきっと。(後者は宮沢さんではなく、僕の考えであり、奇しくも後藤さんの師匠である田村隆一さんが仰った”詩人は、詩を書くことで詩を書く”に近い。)