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0929日記

1) 落ち着いた一日。リトル・クリーチャーズの3rdを聴きながら、昔のリトル・モアやJ文学を標榜していた頃の文藝をパラパラめくったり、先日借りてきた荒木陽子さんの『愛情生活』を読んだり。やはり80年代って特殊だ・・・。アラーキーの行状や発言のひとつひとつが素晴らしくも哀しく響くが、陽子さんの文章も当時の空気をしっかり真空パックしてこちらへ届けてくれている。いつまでも読んでしまう。
 並行するように、かつて村上春樹が訳した、C.D.B.ブライアン著『偉大なるデスリフ』を久しぶりに読み返す。久しぶりにと言っても、最後まで読んだことはないので、随分新鮮に読む。ここにもこの本の中にしかない空気があって、今日はそうやってずっと現実から遊離して過ごす。
2) 晩御飯は気分転換にと思って、近くの中華屋へ行く。出来てから2年ほど経つチェーン店だが、最後に行ってからもう1年くらい行っていなかった。何で行ってなかったのかというと最後に行ったときの印象が良くなかったからで、それならそのまま行かなければ良かったのだけど、今となっては気の迷いとしか思えない。そう、やっぱりメチャクチャだった。いくらでも口直ししたい。
3) 今月初めに創立記念式典を行ったペソギン音楽大学*1の第2回開校に向けての段取りを始める。前回は純粋な飲み会だったけど、今回からはゼミらしく、というかゼミ度をあげてみる予定。
 ペソ大自体の内容としては、貸し会議室などを借りてのテクスト・メインの「勉強会バージョン」と、スタジオを使っての音源メインの「セッション会バージョン」との2輪走行で考えているのだけれど、今回は勉強会の方向で。プランもいろいろあるのだけれど、具体的にはやりながらな感じで。
4) 最悪の夕飯のあとは何をしても冴えない。音楽もなかなか決まらなくてビョーク小谷美紗子やスパングルコールの1stなどを試すけど駄目で、もう仕方ないやって今ヴァン・モリソンの『デイズ・ライク・ディス』を聴いてます。って、いや、仕方なく聴いているのではなくて、これは最終手段なんですね。やまだないとの『西荻夫婦』とおんなじで、これに裏切られるわけはないわけですよ。
5) 野田秀樹の初期戯曲『少年狩り』を読んでます。これ24歳の時の作品か。トーンがあって、意味はよくわからないけれどその世界に入りたいと思わせられるだけで凄いですね。
6) ペソ大の開始時間は夜8時からになりそうです。
 関連記事→http://pingouin.g.hatena.ne.jp/note103/20050929/p1

*1:ペン大の授業を予復習したり何だりする自主ゼミ・サークル。本年9月設立