1） 動物園に行く。
ベンジーが「動物園はキライだ」と言ったのはもう10年以上前だろうか。あるいは言ってなかっただろうか。もうそれぐらい昔だってことだ。そのときは新鮮に響いたテーゼだけど、今となっては普通というか誰もそんなこと言わない気がして、でもそれはつまりベンジーの言ったことが浸透したということなのだろうか。或いはまったく関係ないのか。
ともあれ、上野動物園へ行ったのです。第2回革命がこんなにすごい近いのに。以下は断章＠ZOO。
アメリカバクの鼻がすごいビビッた。それこそ夢に出てきそうな。フラミンゴの色がめちゃ鮮やかだった。あのヒザに見えるのは、足首なんだよね！キリンは必要以上に大きいね。コビトカバは、いま読売新聞で連載中の小川洋子著『ミーナの行進』に出てくるのでしっかり見る。かわいい。かわいいと言えば、ゴリラがかわいくて驚く。あとあれだ、ライオンが思ったより相当大きい。そして気が付くと、「大きいねー」とか「かわいい」とか「あ、こっち見た」とか「何考えてんだろうね」とか、かなり月並みな言葉がリアルに出てくるので、そんな自分の言葉を聞きながら”ああ、本当にこんなこと言っちゃうんだ”と思ってそれが新鮮だった（ex.「シロテナガザルって、手が白くて長いね」）。
だから、今度からTVドラマなどでそういうセリフが出てきても一概に「くだらない」などとは思わないようにしよう。と一瞬思ったけど、でもそれがフィクションの中でリアルに響かないならそれは素材としてのセリフが悪いのではなくて作り手の推敲が足りていないということなので、やっぱり「くだらない」と思ってしまうかもしれない。
2） 感想がくる。
まだ詳細はお伝え出来ないのですが、『第1回大谷能生のフランス革命（→コレ！）』に関して大変面白い反応がかえって来たので、それにレスする形で前半部の僕の註釈をさらに書き加えるかもしれません。あと、そっくりもぐらさんの掲示板では（http://6717.teacup.com/sokkurimogura/bbs）もぐらの妻様から感想を頂いたり、その他にも友人や知人から少しずつ反応をもらってありがたくも嬉しい今日この頃です。皆様、本当にありがとうございます。第2回目（http://www.uplink.co.jp/factory/log/000725.html）もどうぞよろしく！
