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2018年8月の音楽

そろそろ9月になりますが・・最近よく聴くいてる音楽(おもに@Spotify)です。

Fog Lake "Almost Fantasy"

めっちゃイイ。こういうのだけ一生聴いていたい。

Paul Cherry "Like Yesterday"

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最高。ここ1〜2週間で聴いた音楽の中では一番スキですね。このヴィデオもねえ・・大学生が一時の熱狂に浮かされて一気に作ったような雑さと計算とエネルギーがとてもいいです。

Her's "What Once Was"

この曲、気がつくと頭でヘビロテ。他の曲を聴くとあまりピンとこないのもあるんですが・・この曲はほんとになんかハマる。名曲だと思います。

Beach Fossils "Sleep Apnea"

これも気がつくと頭で流れてる系ですね。記憶から消えてしまわないうちにここに記しておきます。

最初にも書きましたが、大体の好きな曲は最近はSpotifyで教えてもらいます。Apple Musicとかでもいいとは思いますが、いずれにしてもこうした優れたサブスクリプション音楽サービス、新たな音楽体験を提供してくれて大変ありがたいです。

20世紀の名曲・名盤と言われた作品も、これのおかげでフラットに聴き比べることができて、かつてのような「大金払って買ったんだから良いに決まってる(というか良くなきゃ困る)」みたいなバイアスから逃れた場所で、純粋に音楽として付き合いやすくなったと思います。

まあ実際には、そうした名盤バイアスみたいなものから完全に逃れることなどできないと思いますし(他の音楽リスナーとまったく付き合わずに音楽を聴くことなんてできないので)、その必要もないとは思いますが。

それで思い出しましたが、他人が自分の記憶、かつての音楽体験と重ね合わせながら任意の音楽を良いとか悪いとか評する行為って、ビールを「うまい」とか「夏に合う」みたいに言う行為に近いな、と最近思っています。ビールってべつに、そんなに味として感動するほどおいしいものではないと思うんだけど、それでも楽しい過去の体験とセットになった飲み物だから今なおメジャーであり続けている、という気がするんですよね。

音楽もそれに似て、自分が若かったとき、初めて見聞きするものに囲まれてドキドキしながら失敗したり成功したりした、そのときにBGMとして流れていた音楽がかけがえのないものになっていて、それを想起させるものを高く評価したり、良きものとして他人に勧めたりするってことがあるんじゃないかな・・と。

言い換えると、こうした文化には「誰かが美化して語った記憶を他人が真に受けながら追体験する」みたいな側面がある気がします。それを悪いことだとも思いません。

では、最後に一つ、8月に聴いたグレイト音楽。これはぶっ飛びましたね〜・・岸野雄一さんが着実に地ならしをなさった末のひとつの未来が現実化したのだなと思っています。

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