疲れている時と酔っ払っている時は俯瞰的視点がないという点で似ている。
飲むと気が大きくなるとはよく言うが、あれは視野が狭くなって多面的な見方ができなくなっているということだろう。
まあそれゆえの良さもないわけではない。あれこれ考えて何もできなくなる、ということは確かにあるから。
視野や選択肢を狭めることで力が一箇所に集中化され強力になる、ということがある。水量を同じにしたままホースの口を潰すようなこと。
知っていることが少ない人の取りつく島のなさ、話の伝わらない相手との話し合い、というのもこの現象の延長にあると思われる。