去年の今ごろ、2つの有料Webサービスに申し込んだ。
ひとつはEvernoteを有料アカウントにアップグレードし、
もうひとつはRemember The Milk（RTM）をこれもやはり有料アカウントにアップグレードした。
どちらも1年。
あっという間に1年はすぎ、そして予想通り、もう1年がすぎたということになどぼくは気づいていなかった。
先月のあるときメールがきて、
「有料アカウントの更新ありがとう！」と、来年の10月までの新たな契約が結ばれたことを事後報告してきたのは
Evernoteだった。
最近あまり使っていなかったこともあり、こらこら、と思いながらキャンセルできる方法をいくつか探したけどわからなくて、
しかしあまり時間もなかったのでとりあえず来年は自動更新されないように有料アカウントを解除するまではした。（もちろん解除しても来年の10月までは有料アカウントのままだしお金もとられる）
まあ、商売なのだし、そういうものなのだろうと思った。
つい今のことだが、RTMをiPhoneから使っていたら、ふと自動的にデータが同期されないことに気づき、そこで初めて知ったのだが、
RTMの有料アカウントはいつの間にか切れて、ぼくは無料アカウントユーザーになっていた。
無料アカウントユーザーになったのだったら、「お前の有料期限おわったぞ、更新するか？」ぐらい逆に聞いてくれてもいいぞ、とも思うけど、
でも勝手に、それも1年分更新してくれるEvernoteより僕は100倍好感をもった。
そして速攻で契約を解除したEvernoteとは逆に、いまこの時間に、速攻ふたたびRTMの有料アカウントに申し込んだ。
最近RTMは日本語ブログや日本語Twitterも素朴にがんばっているし、あまり頻繁に使っていないことにかけてはEvernoteとさほど変わっていないような面もなくはないが、それでもこういう人たちと時間を過ごしたい、という気になるぐらいにはそういう気になった。
日本の携帯電話会社やある種の通信会社のおそろしい契約体系に慣れていて、すっかり大切な感覚が鈍磨していたんだなと思うぐらい、RTMのこの感じはよかった。
iPhoneでさっきそのRTMを見ていたとき、へいへい有料にしようぜ、みたいな呼びかけを彼らは「Proでいこう！」とよくわからない仕方でしつつ、それ用の画面がまた変にかわいいのだが、有料アカウントにすることでその画面をもう見れないのかと思うとそれだけは残念だ。
http://www.rememberthemilk.com/
