103

ひさしぶりにブログ。のつもり。ひさしぶりでもなかったかもしれない。
コモンズのスタッフブログにも上がっていましたが、タワレコでのスコラ・イベントがなんとか無事に終わりました。前回のジャズのときは、一応関係者だし、という感じで、呼ばれたかどうかも覚えてない感じのまま行ったんだけど、今回は開演前から後藤さん、小沼さんと一緒に入って少し打ち合わせして、とかいう感じで参加させて頂きました。(トーク時はソデの方に)
小沼さんも後藤さんもさすが、という感じでしっかり話題を回していくので感嘆しつつ見ていました。それから、タワーの担当スタッフさまには大変迅速かつ適切なご対応を頂き、とくにトーク内での楽曲再生&音量調整、本当に素晴らしかったです。私はその後すぐに次の打ち合わせがありきちんと御礼できなかったのでまずここで(なぜここで)。そのうちまたお店に上がります・・。
しかし何より感謝すべきは、貴重な時間を割いてご来場くださったお客さん、そしてscholaをご購入くださったお客さん、です。ありがとうございました。この人たちを何よりも大事にしなくちゃいけない、と思った。本当はもっともっと現場にいてお客さんたちの顔をしっかり見ておくべきだったと、後になって思ったけど、つい次の段取りのために早めに現場を離れてしまったのがどうしようもない間違いだったと思った。
新しいお客さんを獲得していくこともそりゃ大事だし、まだ知らない人にお知らせしていくことももちろん大事だし、これから生まれてくる後輩たちに残していくこともそうだし、すでにscholaを知ってはいるもののまだ買ってはいない、もしかしたら今後手にしてくれるかもしれない人を大事にしていくのも当然だけど、でもそのいずれでもなくすでに買ってくれてしかもこないだの27日にタワレコ渋谷の会場席に座ってくれた人たちをもの凄く僕は大事に勝手に思っていかないと、それが具体的に何につながっていくわけでないとしてももうダメじゃん、と思う。それはそうでない人たちを軽んじるとか否定するとかいうことではもちろんなく、ただ、正当な対価を僕はもっと払っていくべきじゃないかということだ。もっと感謝しなければいけないだろう。その感謝を怠ったり見過ごしたりしてはいけないだろう。それを後回しにして他に広めている場合ではないだろう。
実状としては、まあはっきり言ってもうめいっぱいで、作るので精一杯である。広めるどころか感謝すらろくに示せないのが現実だ。クオリティを落とさずに刊行ペースを維持する、それだけで何か新たな魔法でもなければ達成できません、と毎日毎時間思いつつでもなんとかいろんな人と力をあわせて(ほんとに/文字通り)進めている。作るので精一杯。値段が高い。わかってる。しかしそれならどうすればいいのだろう。本当の本当は、どうすればいい? いつまでもは生きられない。34だけど明日死ぬかも、というのは私だってそうだ。今だけがあってそれが連続している。今できるかぎりをやっていてしかし、じゃあどうすればいい。考えている対策はいくつかはある。でもまだそれは、大声で散らせるような話ではなく、でもいつもそのことも含めて考えている。いやそのために動いてすらいる。
小沼さんがトークの中で、年表をパラパラって開けてくださったのが嬉しかった。後藤さんからもお話を振って頂いてありがたかった。どこかの誰かには必要なことだろう。僕がスニーカーを必要としてそれを作っている誰かがいるように。