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昨日のイベント、一番困ってるのは、誰に怒ったらいいのかわからないこと。すごくすごく僕がキライな構造がここにはある。「なあなあ」な、お前が我慢すれば丸くおさまるんだよ、と言われてるような。傲慢さと適当さ。それはどっちも僕の好きなものですが、この事態においてはホントにやりきれない。あの内容で「仏革」の名前を使うべきではなかったと思う。「僕の仏革を」ということではなくて、単にタイトルと違うじゃん、ていうこと。そしてそのタイトルは僕がけっこう頑張った物のあれですよ、ということ。あ、じゃあやっぱり「僕の仏革を」という怒り方なのかな。いや、そうじゃない。「シャレだって、みんなわかってますよ」と誰かは言うだろうか? かるい気持だったのかな。かるい気持は僕も好きです。そうだよな。誰をも傷つけない行為なんてないね。第一、僕が憤ってる相手はそれに気づきもしないかも。それもまたよし。本を置いてくれている紀伊国屋書店さんに深く感謝しているし(しかも素晴らしい菊地&大谷フェアを展開されている!「仏革」というポップには泣きました)、そのイベントに色々なエネルギーをかけていた方々にとても共感しているし、ろくに情報を与えられないままステージに立った(座った)にもかかわらず90分しゃべり通したお二人を凄いとも思ったけど、この事態は流せない。もっと怒っていいんじゃないかって気がしてる。でも、くり返しになりますが、誰に?