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ところで昨日ふと、人に聞かれたことをきっかけにパズルみたいに頭の体操的に考えた。

任意の少数コミュニティ(3,4人)で、インターネット上の何らかのブックマークないし情報を共有したい、という状況があって、それは基本的にコミュニティのメンバー以外には非公開で、メンバーは記事をサクサク投稿できて、また閲覧も簡便で、かつ現状からのスイッチ(ツール乗り換え)の手間が少ないような新ツールってどういう風にありうるか、みたいな問い。


この際のポイントは「簡単に共有できる&その後そのストックした情報を利用(フロー)しやすい」ということだと判断できる。

で、結論から言えばそれは、LingrはてなTwitterなどを使う、ということなんだが、その中でも一番ラクで「さしあたって」始めやすいのはLingr、その次にTwitter(で、共有の非公開アカウントを作る)、そしてちょっと面倒だけど十全なのははてな(で、サブアカウントを使った非公開ダイアリーなどを作る)かな、ということ。

はてなについては、すでにIDを持っている人なら最近ではサブアカウントも使いやすく、かつ色々できるようになっているので、実際にはさほど面倒なこととは思わないし、またある種のダイナミズムというか見た目の面白さとキャッチーさと気分のラク&楽しさという面から言ったらTwitterを使う、というのもお奨めではある。


要は、元々想定されていたそれらサービスの使い方なんてとりいそぎ関係ない、ということで、すでにあるそれらを組み合わせて新たな風景を見る、ということである。

基本的に、「新車」はもうそんな必要ないんじゃないか?と、あえて言う次第だ。ユーザーがそれぞれの自分の体にフィットしたカスタマイズをし、提供者は既サービスのメンテナンスにかける労力を、いま新製品開発にかけている割り合いのいくらかを削りつつ増やしていくべきなんじゃないだろうか。