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群像 2007年 01月号 [雑誌] 石川さんの新しい評論が群像に掲載されていて、それは以前朝カルでやった「上半期の小説を読む」みたいな(今年の6月ぐらいだった)講座で言っていたことの流れにあるものだと思うのだけど、というのはタイトルから推し量るにそう、ということで読んでいないのだが、講座では古川、司馬、ユングなどを結びつけて話していたからそうとしか思えない。ちなみにその講座ではイトヤマさんやいしいしんじをイントロに、アウトロには森絵都の『風に云々』という作品、が、まだ直木賞を取る前だったのだけど、話題に挙げていてあとから森さんが受賞したときには、おーあれじゃん!と驚いたものだった。ともあれ、そんな石川忠司さんについておそらく日本で(ということは世界で)一番ヴィヴィッドに反応していると想定されるjunさんのサイトのエントリーが日々着々と、時々、更新されているのでご紹介しますね。
 http://d.hatena.ne.jp/surround/20061207/iskw
 一番新しい話では、珍しく我々以外に、それも講談社現代新書『現代小説のレッスン』の感想文とかではなく石川さんを紹介しているエントリーを紹介しておられます。『現代云々』の感想はやけに多いのだけどな、というか、今日読んだ本、という名目でリストだけ表示するような体には多い(悪くない)。