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 わりとちゃんと休む間がない作業の日々だが一番いつも頭にあるのはフランス革命。もっとも頑張って来年夏だが、それ以上遅れるとみんなが忘れてるんじゃないか、話題が古くなるんじゃないか、いや、古くなってもいいが、ゲストさんの原稿チェックへのモチベーションが下がるだろうってそれだけが不安だ。人生で一番の不安と言っても良い。今月の合同ゼミ日程に至ってはまるで決めていない。相談さえしていない。でもやるのだろう。飲み会をやりたかったがゼミをしたほうがラクだろう、ってそれ倒錯してないか!?石川忠司さんのちくま文庫井伏鱒二の項をさっきたまたま読み切ったが激烈に面白かった。先日、日本で半野善弘さんや田中フミヤさんやAkiko Kiyamaさんらとツアーしてもうパリへ帰ったミュージシャンのAOKI takamasaさん(参照URL)にインタヴューしてきました。これまでの履歴を含めたその独自で普遍の世界観に触れつつ、最新アルバム『PARABOLICA』 のなんと全曲解説、を、一緒にフルで聴きながらしたわけです。「楽しかったー!」と、アオキさんもインタヴュー後にくり返し仰ってくれたほど我ながら良い内容でしたが、それを書き起こすのもまとめるのも誰がやるって僕ですよ。ポッドキャストとの併用でリリースするのでそんなアレでもないけれど。そういえば、今週土曜の9日にはデトコペの芳垣さんが講師というかレクチャーをされる自主ゼミ(「合同ゼミ」ではない)というのがあって、希望者はペン大生や美学校生でなくても予約すれば先着(?)とかで聴講できるらしいから行ける人はこれはぜひ。詳細はそっくりもぐらさんの掲示板(参照URL)の12月 1日(金)21時43分21秒付投稿をご参照。ちょっとだけ転載するとこんな感じです。

日時:12/9(土) 午後5時30分から受付開始。午後6時00分開始。午後9時00分頃終了予定。
場所:京橋の映画美学校地下の第2試写室にて。
参加費用:2000円
内容:芳垣安洋氏自身のリズムについての考え方、映像をまじえてのDCPRGのシステムについて(Playmate at Hanoi、構造1、構造2あたりから)、その他のバンドやリズムの個例研究、質問コーナーなどを予定しています。

すげーな。まだ受け付けてるかはわかりませんが、僕はさまざまな理由でむずかしい。早稲田で星野智幸北村薫の対談講演もあるんだよな・・・。そうそう、画家の加藤泉さんも芸大で講評に呼ばれてるとか。それが土曜。で、その前夜に我家に泊まっていくそう。さっきメールあった。それが金曜。でもあんまり話す時間なさそう。加藤さんは今年も凄かったが来年はさらに激動になるって。最近書き起こしばかりやっていたが、とうとう、ついに、はじめて、書き起こし用ソフト、みたいのをゲットして、知らなかったのだがあの録音音源って、スピードを変えたりしながら聴けるのだ。しかも、画面上で操作しながらできるのだ、という機能に出会って一挙にスピードが上がっているのだが、音声スピードをもっとも落とした時の立ち上がってくるイメージが、まるでソクーロフの『ストーン』とか『静かなる一頁』でつい笑ってしまう。人がゆーーーっくり喋っているのは、どうやらビルヴィオラとかもそうらしいけど馬鹿馬鹿しくって生理的に笑わざるを得ない、しかも不快な笑わされっぷりというのではなく、幸福なそれ、に近い気がちょっとした。酔っ払ってロレツが回らない人とか本当あんな感じだよな。
 追記。そういえば最近大谷さんの日記と活動情報が更新されてないな。今月は20日にbook246のレクチャー(御題は宮沢賢治)があるのでその際にはお会いできるが考えてみたら東大が始まった2004年4月から、ほぼ必ず毎月大谷さんには会っていたのだ。ひと月以上会わなかったのは、たぶん今年の1月にフランス革命がお休みだった時と先月246がお休みだったこの2回だけなんじゃないか?大谷さんと言えば、こないだ吉祥寺のバサラブックスで買ったばるぼらさんのミニコミには大谷+ばるぼら対談は収録されておらず、しかし自販機本やマイナー(吉祥寺)の話が満載で毎日持ち歩いているのだが、たまたま昨日の後藤さんのスクールで思いきりヘヴンやジャムやマイナー(あとソムニウム)の話がたっぷり出たので授業が終わってから「じつはちょうど今こんなの読んでるんですけど」と見せたら「わー、ズー、懐かしいなおい」と笑って頂いた。ところで9日は上記のような日だが翌日日曜にはjunneさんのこんないつものパーティーが。

12月10日(日)18時〜23時
「P.R.O.M. Vol.24」@三軒茶屋DJBAR Chrome
http://chrome.shine.jp/
チャージ2000円 with 1drink
DJs:tag/junne/omo*8
Guest: spinn

行きたいー。