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構造構成主義とは何か―次世代人間科学の原理 帰ってきました。一日すっごい重いもの持って歩いて回ったので、腰が縮んだ気がする。歩き回って何をやっていたのかと言うと、ようやく買いました。西條剛央さんの『構造構成主義とは何か』。ずっと探してたのだよ。新宿の紀伊国屋(タイムズスクエアの方)で見つけました。やったーーって読むのは大変そうだけど、ベースにあるものは掴んでるつもりなので、予想を裏切られて落ち込んだり「やっぱし!」と思ったりしながらちょっとずつでも読み進めていきたい。
果てしなき渇き で、あと2冊買いました。まずは同年代の作家・深町秋生さんの『果てしなき渇き』。これもずっと探していたよ。ペン大帰りの電車で読んだらあっっっという間についてしまって乗り過ごすところだった。ECDが岸野さんのMCを引用して「CDは知り合いに聴いてもらうためだけに作られる」って日記に書いていたと吉田アミさんがばるぼらさんの『ユリイカ』でのインタビューで言っていたけど(結局誰が何を言っていたのかわかりづらい)、僕は同世代の人が凄いものを作っているらしいと知ったら、「同世代」というくくりだけを拠り所にして飛びつく。もうそれだけで、飛びつく理由として必要十分なのだ。というか、何かに飛びつく理由は少ない方が錬金術的楽しみがあってとても良く、「アレを作るつもりだったのにコレが出来ちゃった!」みたいな面白さがまた「縁」の一形態でもあって、考えてみると僕の人生を動かしてきた幾つかのデカい出来事はそんなんだったりしたよな、とちょっと思う。『リバーズエッジ』を買ったのだって、『ロッキン・オン・ジャパン』のレビューコーナーで超小さいサムネイル写真(モノクロ)で目にした表紙が言い知れず魅力的でそれだけの理由だった。
100回泣くこと もう一冊は、初めてお金を出して買った中村航さんの『100回泣くこと』で、僕はこれまでずっとこの人に惹かれ続けてきたのだが、そしてその理由を少しは想像出来ていたのだが、もっと手に取るようにわかりたかったのでとうとう買ってしまった(全然悪くない)。そのまま新宿ブックファースト脇のタルトの美味いと聞く店でアイスコーヒーを飲みながら(ペン大までの時間を潰しながら)読んだが、とても良かったので3分の1くらいまで読んでやめておいた。