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きのうは東大で

東大生にまじって前期試験を受けてきました。

といっても僕は東大生ではなく、、ペンギン音楽大学で僕が師事している菊地先生のゼミがあるので毎週モグっているのですが、今回はなんとその「試験」にモグってきたわけです。
初めは「まさか試験には入れないよな、ははは。」と当然のように思っていたわけですが、講師が「良い」といえば良いものなのか、東京大学教養学部の教室で、難関を突破してきたエリートの卵たちと席を並べて「答え」を書き込んできました。
試験は「CDを5曲聴いて、そのレヴュー(批評)を書く」というもので、時間にして正味70分弱というところでしょうか、初めに講師お二人の概説を聴いてから、改めて楽曲を聴きつつ批評を書きました。
詳しくは『菊地成孔東大ゼミ非公式掲示板』にて報告があるとは思いますが、流れた5曲を簡単に説明しますと、

A・グレン・ミラーによるビッグ・バンド・スウィング・ジャズ
B・バド・パウエルによるビバップ・ジャズ。
C・ジュゼッピ・ローガンによるフリー/モード・ジャズ。
D・ジョージ・ベンソンによるフュージョン・ジャズ
E・グリーン・スリーヴスによるモード風ビバップ

でした。これを聴いて、それぞれに対する批評と、その後に総論としての「好きな順番」を、その根拠とともに述べます。
感想としては、時間が足りなかったな。という感じで、あっというまに「あと5分」「あと1分半」と時間は過ぎていってしまいました。
とはいえ、シャーペンでこりこりと、見やすい文字や時間配分に気を使いつつ文字を書き込んでいくというのは、かなり懐かしいというか、得がたい経験だったと思います。
テスト後、講師を囲んで前期の打ち上げ。という企画が催されたのですが、僕はお金も時間もタイミングが合わなかったので、そちらは参加でききなかったのですが、帰りの蒸し暑い電車に揺られつつ、「ありえないよなー」と、この経験を自分なりに総括してみたりしたのでした。