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iPhone6sの電話会社をauからmineo(格安SIM)にナンバーポータビリティで乗り換えた

はじめに/現状を把握する

今年の10〜11月が更新月なんだよな〜……とはずっと思っていたのだけど、なにしろ一昨年の年末からスタートした長期プロジェクトがつい先週ぐらいまで続いていて、とくに10月に入ってからはそのウルトラピーク期にハマっていたのでまったく他のことをできずにいた。

「なんとか11月の初めぐらいにコレが終わってくれれば、その後の月末までの期間で解約&乗り換えできるんだがなあ」とか思っていたけど、ほんとにギリギリ間に合うぐらいでそんな感じになったので、われながら焦ったというか、見積りどおりだったというか。

格安SIMの会社(以後「MVNO」と言う)への乗り換えについては、以前からそういう希望というか気持ちは強くあったのだけど、いざとなるとかなり未知というか無知の領域すぎて、ちょっと腰が重かった。

けど、以下の記事を読んで、

http://r7kamura.hatenablog.com/entry/2016/10/08/171606r7kamura.hatenablog.com

んーむ、いよいよやっぱり、やっといたほうがいいな、というか出来るなこれなら、という気になった。

上記のブログ記事の素晴らしいところは、変更前にどんな料金がいくらぐらいだったのか、という金額が列記されていることだった。大変参考になった。

それにならうと、ぼくの場合はこんな感じ。(直近月のau料金)

項目 金額 内訳
基本使用料 934 -
LTEプラン - 1,868
誰でも割 - -934
オプション使用料 6,500 -
LTE NET - 300
LTE フラット - 5,700
テザリングオプション - 500
請求総額割引(毎月割/税込) -2,435 -
Apple製品向けサービス(税込) 812 -
AppleCare - 648
紛失補償 - 164
購入機器代金(分割支払) 4,580 -
ユニバーサルサービス 3 -
消費税等 594 -
計(電話料金) 10,988 10,988


合計1万飛んで988円。けっこう、というかだいぶ高い。
しかも、これはとくに高い月とかではなく、普通。いや、平均よりちょっと安いぐらいかもしれない。

というのも、すでにお気づきの人もいるかもしれないけど、そう、上記には「通話料」がない。

これはべつに転記漏れとか、項目名が特殊とかいうことではなく、明細に「通話料」が記載されていないから書いていない。つまり、この月にぼくは携帯で話してない。
(参考までに、その前月を見たら通話料は60円だった)

さらに言うと、ぼくは1日の大半を自宅の仕事場で過ごしていて、ネットにしてもそのほとんどを自宅のWifiでまかなっている。

ということは、ほとんど通話もネットも使っていないのに毎月1万円以上 auに払っているということになる。

これはさすがになんというか、いかに正当な根拠があるとしても、自分の実感には反するというか、「こんなに使ってないのに、こんなに払うの?」という感じになる。

以前からMVNOへの乗り換えを強く希望していた、というのはそういう意味でもある。

端末代金の未払い額をどう考えるか

それにしても、一体どうして、「そんなにも使っていないのにそんなにも払っている」のか。
といったら、これはひとえに「購入機器代金」というのがでかい。

具体的には、ぼくが買ったiPhone6sの128GBというのはトータル11万円弱の端末で、これを24ヶ月に分割して払っているので、AppleCareなども含めると毎月5000円以上がいやおうなしに加算されている。

ぼくはこれを発売直後に購入したので、今回乗り換えるまでにすでに13回の分割代金を支払っていたけど、それでも5万円ちょっとの未払金が残っていた。

いや実際、購入時にはそこまで考えていなかったけど、考えてみればこれだけ代謝の激しいスマートフォン界隈で、ひとつの端末にこれだけ出費してしまったのはやはり使いすぎだったと感じる。

と同時に、この代金に関しては、今後ぼくがいくらauに居残っていても払う義務がなくなるわけではないから、その残額(5万ちょっと)が乗り換えの是非を左右するということはなかった。

と、なぜそんなことをわざわざ言うのかというと、じつは乗り換えを検討している最中によく耳にした説明で、「端末の未払金が多い場合は、キャリアの割引プランを考慮すればとどまった方がトク」みたいな話があったからで、最初は「へえ、そんなものか」と思っていたけど、しかし過去の明細書を何度眺めても、このままauにとどまることによって「本来払うべき端末代が減る」という現象はナイように思えた。

たしかに上の明細を見れば、「請求総額割引(-2,435)」や、「誰でも割(-934)」という、キャリアならではの感じの割引プランが適用されていることがわかるけど、それは結局のところ、たんに支払総額から引かれているだけであって、ということは、乗り換えることによって支払総額が減るならそもそも考慮する必要のない割引要素である。

もし、「キャリアに長くいるほど、支払うべき端末価格が当初の予定額から減っていく」のであれば、早く乗り換えるほど端末価格が高くなってしまい、結果的に乗り換えて損をするということもあるかもしれないが、実際には何年契約していようが支払う端末代金は一定なわけで、そうであるなら、これを乗り換え可否の検討要素にする理由はないだろう。

そういうわけで、「端末代金の未払い額が多いなら乗り換えはとどまるべき」という話の根拠はいまだに理解できていない。

乗り換えるかどうかを決めるための注目要素とその比較

となれば、残る検討要素はその端末代金を除いた額なわけだけど、上の明細で見ると、総額「10,988円」から端末代金(分割支払金「4,580円」+Apple補償関連「812円」)を引いた額は、「5,596円」。

つまり、他社に乗り換えてからのその料金(総額から端末代金を引いた金額)がそれより減ると見込めるなら、乗り換えたほうがよいということになる。

ちなみに実際には、乗り換える際の手数料として、出ていくとき&入るときにそれぞれ各社へ税抜き3千円程度の手数料が必要になるわけだけど、ぼくの最大の目的は「毎月ぜんぜん使ってないのに確実に1万円以上出ていく」というループから抜け出すことにあるので、一時的にその程度支払うぐらいならそんなに痛くも感じない。
(実際には後述のとおり、MVNOに入るときの手数料は700円程度に抑えられたのだけど)

話を戻すと、乗り換えた場合に毎月端末代を除いて「5,596円」以下になるか、というのが結局検討のしどころになるわけだけど、これは普通に下回ると思った。

すでに乗り換えた人の話を聞くと、「だいたい月に3千円ぐらい。多くても4千円いかないぐらいかなあ」と言う。

その上で、MVNO各社の料金表を見ると、多くは3GBで月1600円から。5GBにしても2200円から、とか。上の話ともそこそこ合致する。

ぼくの場合は上記のとおり、実際にはほとんど携帯の通信を使わないので、緊急時のことを考えても3GBあれば足りそうだけど、5GBで想定しても3〜4千円の料金なら、「とりあえずやってみる」には充分な状況だろう。

ということで、やると決まったら今度はMVNOの会社選び。

参考にした先人の発言や記事/IIJmioが最有力(だった)

乗り換え先については、上記のブログの他、ぼくがTwitterでフォローしている方の以下のツイートがとても参考になった。

いや、もうかなりまとまってます。ありがとうございました。

その他にチェックしたのは、ただただしさんのブログと、

深沢千尋さんのブログ。

たださんはIIJmio、深沢さんはIIJmioをしばらく使われた後にイオンモバイルへ乗り換えたという。

このあたりまでを見回った段階で、ぼくの最有力候補はIIJmioだった。

上のツイートの方はmineoだったけど、その他のエンジニアの方々は皆IIJmioを使っていて、それぞれ評判も悪くない。

というかまあ、最初の記事の方は「乗り換えたよ」という報告記事なので、まだ評判も何もないわけだが、それでも「信頼できる人が使っている」という話だし、深沢さんも結果的には別のところに移ったわけだけど、「初心者にはIIJmioをオススメできる」と言っておられるし。

また、IIJmioTwitter担当の人を少し前からフォローしていたんだけど、いつも迅速かつ真摯な姿勢で情報をアップしていて、好感をもてた。

あと、IIJmioはWebサイトもけっこう綺麗にできているし、ぼくとしてはとりあえず「今よりマシ」になればいいのだから、何も全社を比較した上でのベストを選べなくても、この限られた乗り換え期間に少しでもベターにできればよく、そのモチベーションからすると「とりあえずIIJmio」で充分かな、という印象だった。

しかし、そこまでほぼ決まっていたにもかかわらず、ぼくの決断を押しとどめていたものがあって、それはいくつかの「説明の足りなさ」だった。

説明不足の「DプランとAプランの違い」

具体的には、これってけっこう根本的な問題だと思うのだけど、IIJmioやmineoには「Dプラン」と「Aプラン」という大きく二つのプランがあって、でもその違いに関する記述がやけに薄い。

いろんな情報をかき集めてみれば、「どうもDプランというのはdocomoの回線を使っているらしい」「Aプランというのはauの回線を使っているらしい」ということまではわかるのだけど、「じゃあ、今の自分はどっちを使えばいいのか?」ということ、つまり「どんな背景・条件の人がどっちを使うべきか」という情報がものすごく少ない。

各社のサイトに行っても、初めから「DプランとAプランのどっちにしますか?」といきなり聞いてくる感じで、その判断材料が提示されていない。

こちらは初めてなのだから、「そんなの知ってますよね。だから説明しませんけど」みたいな態度で対されても困ってしまうわけで、本来なら「Dプランというのはこういうプランなので、こういう人にオススメです。逆にそうでない人はこういう理由でDプランを選べないのでAプランにしてください」みたいな説明がほしいのだけど、それがない。

頑張ってエスパー力を発揮すれば、「それまでdocomoだった人はDプラン。auだった人はAプランを選ぶ。ということかな?」とも想像できるけど(上のツイートではそれに近いことが言われている)、それもこの段階では素人の妄想にすぎず、選択時にそこまで説明されているわけでもない。

そもそも、というか、じゃあソフトバンクの人はどっちを選んだらいいのか? ということももちろんわからない。

たとえばmineoのサイトに行くと、端末チェッカーというシミュレーションをできるページがあって、

動作確認済み端末検索|端末|格安スマホ・SIM【mineo(マイネオ)】

なんとなく、そういう意味での知りたいことを教えてくれている感じではあるのだけど、これもまた受け手の解釈の余地が広すぎるというか、素人の側でいろいろと想像して不明点を補う必要がありすぎて、それで合っているのか確信を持てない。

たとえばDプランとAプラン、どっちでもいいなら「どっちでもいいですよ」ということがわかればそれだけでも助かるのだけど、それもわからない。

そこにあるのは、単になんか、プランが二つに分かれている、という状況。
で、どっちがどんな回線を使っているのか、という説明はある。

でも、知りたいのはそういうことじゃなくて、今の自分の環境(端末・乗り換え前のキャリア)から選べる選択肢はどれなのか? ということだ。

そして、その中のどの選択肢にはどのようなメリットがあるのか? ということを知りたいのだけど、それがわからない。

テザリングの可否/決め手はサポートにつながるまでの時間

乗り換え先やプランを検討する際、ぼくがとくに気にしたのは、テザリング機能の可否だった。

そこで、上述のmineoの端末チェッカーというのをやってみると、どうもAプラン(auプラン)ではテザリングができないらしい。
逆に、Dプラン(docomoプラン)ではテザリングができるっぽい。

ということは必然的に、ぼくが選ぶべきはDプランということになるが、そこで気にかかるのは、ぼくが持っているiPhoneauで購入・使用したものだということだ。

でもそれに関しても、IIJmioのサイトにもmineoのサイトにも、auで使用したiPhone6sをDプランで使えるのかどうか、ということが明記されていない。

いや、厳密には上記のmineoのチェッカーを動かしてみると、一覧表みたいなものでそれ(auiPhoneをDプランで使うこと)が可能であるかのように示されるのだけど、上記のとおり、そこにある説明は情報量が非常に少ないので、それだけを根拠に契約まで決断できるかというと、さすがに心もとない。

ということで、とりあえず第一候補のIIJmioのサポートに電話をかけてみた。

もしそこで、「auiPhoneの人でもDプランを使えますよ。テザリングもできますよ」という回答があれば、それで決めたいとも思っていた。

……が、いくら待ってもつながらない。自分の順番が来ない。ずっと待たされる。
5分を過ぎても順番が回ってこないので、一旦切って、上記のmineoの端末チェッカーをまた試したり、その他の説明を見て回ったりした。

でも、この段階ではまだ全然 IIJmio派だったので、しばらくしてからまたIIJmioに電話をかけた。
しかし、そこでもつながらない。5分を過ぎても回ってこない。

で、じつはこの辺から「IIJmio、自分にはダメかも」と思い始めた。

そういう思考になり始めると、いろんなことが気になってくる。

今回2度電話して、いずれも5分待ってもつながらなかった*1ということは、今後も緊急時につながらない可能性が高い。

あるいは、上で「好感をもった」と書いたIIJmioTwitterにしても、どうも担当さんが海外出張に行くとかで、その間はレスポンスが滞ると言っている。

ん? ということは、担当さんってその人だけ?
もしかして、IIJmioのサポート体制ってけっこう薄い? だから電話もいつまでも回ってこない?
という感じになってくる。

で、今度はmineoに電話をかけてみた。
すると、こっちはすぐにつながった。

すかさず、聞いてみる。「auのiPhone6sからの乗り換えだと、Aプランを選ぶことになるのでしょうか? テザリングはできませんか?」と。

答えは、「おっしゃるとおり、Aプランをお選び頂くことになります。テザリングはできません」。

おお〜……って、ええ? じゃあ、テザリングできるって書いてあったさっきのチェッカー、やっぱり間違いじゃん……とガックリ。

なんと言っても、テザリングができないのはかなり困る。

上述のとおり、ぼくは携帯の通話・通信はほとんどしないのだけど、業務上ネットが不可欠なので、自宅のWifiの調子が悪いときなどはiPhoneテザリングを使って一時的にしのいだりする。

というか、よくよく考えてみると、ぼくにとって電話会社とiPhoneの契約をする利点って、このテザリング用途という面がほとんどなので、ということはこれ、もしかするとauに戻る流れ……? とすら思った。このときは。

自信をつける旅に出る(電車で)

しかしやっぱり、どうにも諦めきれず、この段階まではほとんど考えていなかったのだけど、わざわざ電車に乗って近くの大きめの電気店をいくつか回って、詳しい店員さんに直接聞いてみることにした。
こういうところは何気にしつこい。

駅に向かいながら、「どう考えても今、電車に乗ってまで格安SIMのAプランとかDプランとかテザリングとかについて見ず知らずの店員さんに聞くために電気屋に行くの、やりすぎだよなあ……やめようかな」と何度も思ったが、一方で「でもそれしかないって気もするんだよなあ」という気持ちも強く、また一度歩き始めたのに引き返すのも面倒で、結局そのまま行って回った。

で、結果どうだったかというと、これはある意味当然なんだけど、さすがにIIJmioやmineoの公式スタッフがいるわけではないので、テザリングできるかとか、そういう具体的なことはわからなくて、でもそれまでに自分が「こんな感じかな」と思っていた各社・各プランに関する認識に間違いはなさそう、という感触は得られた。

それに加えて、その電気店めぐりの途中で、これはとくに期待していなかったのだけど、以下の専門誌(というかムック)を見つけて、

帰ってきてからこれを一気に読み通してみたところ、「とりあえず格安SIMのことならこのぐらい知っておけば充分」と言えそうなぐらいの基礎知識を一気に飲み込めて、それによってまた「今まで思ってた感じでそんなに間違ってなかったっぽい」という感覚が補強され、なんというか、急に自信が湧いてきた。

で、そのようにして大きくなった自信と実感をもとに考え直してみると、やっぱりさっきのmineoの電話サポートの人、応対は丁寧だったけど、言ってる内容は間違ってるのでは……という気になって、今度はmineoのサポートチャットで同じことを聞いてみることにした。

すると、今回もまた担当者が即出てきて、しかしこのときの回答はというと、「auのiPhone6sでも事前にSIMロック解除すればDプランを選べるし、そうすればテザリングもできるし、逆にAプランを選んだらテザリングできません」という、まさに待望の答えがキタ。

ということで、その前に電話サポートの人が誤った回答をしたことは気にかかるものの、それを補ってあまりあるサポート体制の厚さ、そして懸案だったテザリング問題も解決できるということで、この時点でmineoと契約することに固まった。

手続きに至る具体的な流れ

実際の契約に際しては、これまた思いがけず、上記のムックに付録の「エントリーコード」というものがついていて、それを使うと初期費用の税抜き3千円がゼロになるばかりか、使用開始翌月から3ヶ月間、2GB増量になるという。
むっちゃお得。

これについては、以下のmineoのサイト内の記事でも紹介されている。

king.mineo.jp

mineoの場合は、Amazonでエントリーパッケージというのを千円ぐらいで買うと、同様に初期費用がナシになるらしいのだけど(ちゃんとは確認してない)、このムックは税込み700円強だから、それよりさらに得してる。

ということで、その電気屋めぐりのついでに買ったムックの付録を使いつつ契約することに。

全体的な手続きの流れとしては、

  1. まずauのサイトからSIMロック解除。方法はググった。
  2. 翌日、auに電話してナンバーポータビリティMNP/電話番号をキープしたまま会社を移るやつ)の予約番号というのを受け取る。実質ここでauは解約待機状態。
  3. さらに翌日(その間に上記ムックをあらためて読み込んだので)、mineoサイトから上記のエントリーコードを使って正式に契約申し込み。
  4. その翌日ぐらい(たぶん)にmineoの審査が完了したとかで、SIM送りました〜みたいなメールが届く。
  5. その翌日ぐらい(たぶん)にmineoからSIM到着。
  6. 同日の半日ぐらいしてから、SIMに同封されていた要項を熟読の上、タクシー手袋をつけてSIM入れ替え。いろいろ接続設定。
  7. 自宅のWifiにはすぐつながるようになったが、SIM入れ替えから1時間程度でつながると書いてあったキャリア(docomo)になかなかつながらず「圏外」と出たままなのでちょっと不安に思ったが、端末を再起動したらあっさりdocomoになった。

という感じか。(ざっくり思い出しながら書いたので正確ではありません)

ちなみに、2番のauとの連絡時に、端末代の未払い額を一括で払うか、分割で払うかと聞かれた。ぼくはてっきり一括しか選択できないと思っていたので、ありがたくこれまで通りの分割にしてもらった。

また、3番の申し込みのときに、手続きの後半で個人情報を示す写真(パスポートや免許証)をmineoのサイトにアップロードする工程があるのだけど、ここで何度もエラーが出てしまい、しかしデータもさほど重くないし、ブラウザを変えてもダメだったので変だな〜と思い、またチャットのサポートにかけてみたら、これまた即対応で、「原因はわからないけど、とりあえずスマホからやってみてもらえますか?」と言われ、やってみたらできた。

ここでも、「ダメな原因は不明だけど、それを上回るサポート体制」が発揮された感じでmineoの信頼度が増した。

まとめ

ということで、最後に箇条書きでまとめというかふり返り。

  • 以前から、自分の使用スタイルで毎月1万円の支出、というのはいくらなんでも高いと思っていた。
  • この10〜11月はちょうど更新月(解約してもお金を取られない)ということもあり、乗り換えのきっかけになった。
  • イムリーかつ的を得た乗り換え体験談のブログ記事が出たことで、さらに現実味が増した。
  • いろんな人の言ってる情報を集めて最初はIIJmioにしようと思っていたけど、評判とサポート体制の良さが決め手になって乗り換え先はmineoにした。
  • DプランとAプランの違いに関する説明が薄いが、少なくとも6s以降のiPhoneならどっちでもOK(のはず)。
    • ただしテザリングを使いたいならDプラン必須
    • auだった人がDプランにするなら事前にSIMロック解除をしておく。
    • auだった人がAプランにする場合にSIMロック解除が必要かどうかは知らない。でもサポートに聞けば明快にわかるはず。
  • 各種サイトの説明がわかりづらいうちはサポートの人たちをどんどん頼ってよいと思う。だってわかりづらいんだから。
    • ただし公式なサポートさんでも誤ったことを言うことはある。(けっこうキツイ)
  • この記事から言えることは、「こんな経緯で乗り換えました」という報告まで。乗り換えた後にどうなったか、つまり回線が速いかとか、使い心地はどうかとか、そういうことは現時点ではまったく不明。
  • キャリアとの直契約(au, docomo, ソフトバンク)はたしかに高い。でもそれはある意味当然だとも思う。それらが長年かけて築いてきた技術やノウハウがあってこその現在の便利さだと思うから。
    • しかしそれでも、けっこう長くそうしたキャリアとも付き合ってきたわけで、そろそろ別の選択肢を得て、それなりのリスクを取りながらより使いやすいものに乗り換えるのもまた正当なあり方。
  • まだまだ乗り換えにはそれなりの体力や精神力、それからそうしたことにある程度集中できる時間が必要と思われ、その意味でちょっとハードルは高いけど、こんなにめんどくさがりの自分でも一応できてるので、大半の人にも(それが必要だと思う人ならほぼ誰もが)できるだろう。
  • 今回、最初にやったのは自分の明細書を直近数カ月分、まとめて並べて眺めたこと。自分がこれまで何にどれだけ支払ってきたのか、ひたすら眺めて眺めて、把握した。
    • それを含めて、最終的に端末の回線が切り替わって新回線で通話やテザリングをテスト&クリアするまで、トータル6〜7日ほどだった。

紹介キャンペーン

mineoのアンバサダー制度というものがあって、紹介した人・された人の双方にAmazonのギフト券が贈られるそうなので、これを読んでmineo入ってみようと思った人は以下の紹介URLから申し込んでみてください。

紹介アンバサダー 紹介される方専用ページ|特集|格安スマホ・SIM【mineo(マイネオ)】

追記: 半年後の経過報告

note103.hatenablog.com

*1:実際には何分待てばつながったのかもわからないわけだが。

2016-11-17 Thu:

  • 雨宮さん、残念だ。同世代で、ある種の目標というか、指針というか、憧れのように見ているところがあった。
  • Facebookトラベラーズノートを紹介していて、それを見て僕もそれを買ったのだった。
  • 好きなものに囲まれて生活するという、言えば簡単に言えてしまう、でも実現するのは相当な困難でもあるそれを、コツコツ実現している人だった。
  • モノ、服、住む場所、考え、自分の生きたいように生きるとはどういうことか、その難しさと、価値を示してくれる人で、それを自分に年齢の近い異性が、この現実世界でやっていて、これからどうなっていくのか、その姿をぼく自身にも反映・影響させるようにして、遠巻きに眺めていた。
  • 雨宮さんの書いた文章や、残した空気、考え方は、これからも消えずに、あるいは影響力を増しながら、生きていくに違いない。ぼくもまた、それとともに生きていこう。

2016-10-15 Sat: 音声入力を用いた文字起こしでブログ(2)

記録&ふり返り

前回に続き、掲題のトライ。
今回の流れは以下。

1 録音ファイル(26min)をエディット 45分
2 音声入力による文字起こし1周め(再生速度135%) 18分
3 音声入力による文字起こし2周め(再生速度135%) 15分
4 音声ナシで2,3のテキストファイルを統合しベーステキストを作成 7分
5 音声を聞きながら(再生速度80%)テキストを粗く修正 30分
6 音声を聞きながら(再生速度80%)テキストを本格的に修正 50分
7 音声ナシでテキスト整形(1文あたり100字前後で改行) 16分
8 音声を聞きながら(標準速度)仕上げ的修正 31分
9 音声ナシで表記統一(textlint使用) 6分
10 音声ナシで仕上げ(段落分け・タイムスタンプ挿入など) 17分
235分

前回は10分程度のファイルで、文字起こし完了までにかかった時間は115分だったが、今回は20分強の内容を4時間弱で起こしたので、それぞれほぼ2倍ずつ。

下記の起こしでも言っているように、自分では「録音の時間が2倍になったからといって作業時間も2倍になるわけではないはず(もっと短時間になるはず)」と言っていたので、思いきり見込みが外れて笑った。

記事の最後でまたSoundCloudで元音声を公開しているが、最近、仕事部屋のすぐそばで特大の工事が行われており、『ポーラX』(映画)のようなインダストリアル・ノイズが鳴り続けていてけっこうシュール、というかうるさい。

内容じたいはいつものような、実があるんだかないんだかわからないようなものだけど、いずれにせよ、こういうものをほぼ4時間かけて作る、というのはなかなかモチベーションが維持されないので、もし次回以降まだ続けるなら、もう少し時間を短く区切ったほうがいいかもしれない。

より直接的な狙いとしては、上の工程における10ステップをもう少し洗練させて、あまり考えなくてもシステマチックに作業できる体制を作ってみたいところ。

文字起こしのプロになりたいわけではないのだが、今までぼんやりやっていたこと、しかもけっこう本格的に消耗していたことを、意識的にシステム化してラクに対応できるようになったら面白いなと思って試みている。

上記工程表のステップ9でtextlintについてメモしたが、その辺の詳しい内容については別途まとめてみたい。(というようなことをいつも言っているが)

transcript

# 0:00

  • はい。ええとですね、この前、と言っても何日ぐらい前ですかね。ブログで文字起こしを、自動でっていうか、自動じゃないんですけど、音声入力でですね、文字起こしをちょっとでもラクにしようみたいな試みをしてるやつのサンプルというか、実験というか、お試しというか、自分で実験、自分の話で実験しようというやつの第1回というんですかね。やってみたんですけど。
  • そのときは、ちょっと時間ができたときにやったんですけど、別件がすぐに入っちゃって、話が中途半端なところで止まっちゃったんですけど。
  • 7分ぐらい。7分10秒ぐらいとかの音声ファイルを対象に作ってみたところ、音声入力による文字起こしで、合計115分。けっこうかかってんじゃんと思ったんですけど、今見直すと、実質、本格的に作業してるのは60分ぐらいですかね。
  • その115分のうちの最初の30分ぐらいは、音声ファイルのエディットで使っているので、まあ通常、文字起こしの音声ファイルっていうのは生データっていうか、外に出ることは普通ないものなので、そこはだいぶ削れるかなとは思うんですけど、とは言ってもまあ、30分が10分になる程度かな。かもしれないんですけどね。
  • あと、最終的にぼくのは7分ちょいになりましたけど、実際はけっこうだらだら喋っていてですね。ネタは全然カットしてないんですけど、空白部分とかを、なんかあるんですよね。音声エディット用のソフトウェアで、空白を詰める機能みたいのが。たまたま発見したんですけど、普通にありまして。
  • それでそのぐらいになったので、元々は10分弱ぐらいだった気がするんですけど。なので、そのぐらい、10分ぐらいだらだら喋ったものを、まあ最低限というか、起こすと、115分。まあ120分ぐらいかかったと。なので、12倍? 12倍っていうか、10分の内容が2時間だということですね。
  • ただ、そのブログにも書いたんですけど、この時間がですね、増えて、たとえば20分のデータ、30分データってなったときに、2時間だったのが4時になり6時間になり、ということになるかと言えば、たぶんそういうことはなくて。初期費用みたいなものがけっこう大きくて、電話の基本料金みたいなものでですね、固定費的なものの時間がたぶん、あるんですよね。
  • だから、変動費ではない部分がけっこう大きくて、変動する部分だけが2倍3倍になっていくという感じだと思うので。
  • じゃあ20分だったら、30分だったらっていうのも本当は試したいんですけど、それはそれでけっこうコストがかかるので。いつ試せるのかなーっていう感じですけどね。

  • ええと、この前ですね、録っていた話の、最後ちょっと中途半端になっちゃったなっていうところがですね……ああ、そうそう、機械がその音声入力とかによってですね、あとぼくがやってるのはただ単に音声入力できるねっていうだけの話っていうよりは、もう機械の中で自動的に、なんと言うんですかね、まあそこが自動なんですけど、機械にmp3とかのファイルを入れて、アップして、そしたら機械がそのまま読みこんでテキスト化してくれると。
  • そういうこともまあ、ちょっとだけ足を踏み入れてはいるので。勝手にやってくれるっていうか、まあ再帰的に。
  • その要素がですね、たぶん突き詰めれば、人間がやってることがだいぶ減るよねっていうことで。なんだけど、やっぱり同音異義語とかは、どうしても調整の手間がかかるはずだし、そこは人間のやることとして残るかなあ、みたいな感じで話が終わったんですけど。

# 5:00

  • ただ実際はですね、その同音異義語にしても、大抵は文脈で判断できるわけなので、機械のほうでもですね、どうなんでしょうかね、機械学習とかってそういうものなのか、どうなのか、よく知らないんですけど、機械学習とかのそれを使えば、あるいは使わなくても、この文脈だったらこれだよっていうのが判断できればいいだけなので。
  • まあ、同音異義語もそうだし、あとはたとえば、この対談はミュージシャン同士だから、この話題のこの単語はこういうやつに決まってるよ、とか。あるいはスポーツ選手同士だから、この単語はこれだとか。専門領域ごとにですね、ちょっと初期設定を変えておけば、同音異義語で変なのを拾ってくる余地も、まあ減ってくるだろうなとも思うし。
  • その意味でも、人間のやることはまあ、減る一方なのは間違いないんじゃないかなあ、ということは思ってるんですけどね。
  • とは言っても、今この段階では、あまりにもちょっと面倒くさいよなあ、と。面倒くさいことが多すぎるんで、そんなすぐは、たとえば文字起こしを専門的にやっている人がすぐに仕事を失うかというと、そういうことはない、むしろ、たぶん過渡期的に、今なんかやけにすごい、やけに文字起こしの需要が多いんじゃないかな、とじつはまあちょっと思っていて。
  • なんか文字起こしを依頼したい人、自分は起こしたくないけど、これ起こしてほしいなっていう需要がけっこうあるような感じをひしひし感じなくもないんで。
  • たぶんまあ、それをいずれ機械が引き受ける方向で、誰かが頑張って開発したりするんだろうな、とも思うんですけど、それが形になるまでのその過渡期というか、ところをね、誰が引き受けるのかなって、すごい、まあできる範囲ではぼくも何かしらやりたい気はするんですけどね。
  • 需要はなんか、ある気がするんですよね。文字起こししてほしい、と。そのままどっか公開するわけではないんだけど、あるいはそのままどっか公開するんでもいいんだけど、いろいろ録った音声を、テキストにしたいんだよ、みたいな感じがね。なんでかなあと思わなくもないんですけど。
  • まあ、発表できる場所が先にできたってことなんですかね。そのブログでも、Webメディアでも。もう発表する場はあると。で、ネタもあると。誰かがどっかのカンファレンスで喋ったとか。でもそれを、テキスト化する人がいない、みたいな感じなのかなと。

  • ぼくは……ってその文字起こしの話の続きなんですけど、ぼくは初めて文字起こししたってのが2000……あれは2004年かな。
  • 菊地成孔さんというジャズミュージシャンの方が、東京大学でジャズの講義をしていまして。ぼくはちょうどその少し前ぐらいに菊地さんの活動を知ってですね。ちょっと、まあ追っかけというほどでもないんですけど、活動をチェックしていたら、なんかたまたまそれ、もぐれるぞ俺、みたいな。時間あるぞ、という感じで。もぐってたんですよね。その東大の講義に。
  • で、その講義の様子を文字起こししようかなみたいな感じで。なんとなくそういうふうになってですね、それでやりはじめたのが一番初めで。
  • それをネットにHTMLとかで、書いて公開するってのをやってたんですよね。
  • まあ、よくよく考えると、ぼくはプログラミング入門の話とか、最近けっこう好きでしてるんですけど、2013年ぐらいからプログラミング入門したぞとかって言ってたんですけど、HTMLはもう2004年から書いてたなって思い出したので、なんかいろいろ記憶が錯綜している部分もあるんですけど。

# 10:00

  • いずれにしてもそのときに、文字起こしを、もうそれは完全に趣味でやってて。で、その頃からよく思ってたんですけど、なんで文字起こしをやってるの、好きなの、みたいなことでですね。またちょっと話が飛ぶんですけど。
  • ぼくは美大に通ってたんですよね。油絵科だったんですけど。その美大がですね。武蔵野美術大学って言って、けっこうなんだろう、もっさりした……もっさり……学生さんは普通に若者なんですけど、油絵科がですねえ、まあ古き良き、まあ武蔵野っていうぐらいなので。そんなにすごいかっこいいとかじゃないんですよね。
  • タマビとか、東京造形大学っていうのがその頃、まあ東京芸大っていうのが、トップオブトップ、美大の中の美大、むしろ芸大みたいな感じで、そこはもう突き抜けてかっこいいなあ、という感じなんですけど。他の私立大学の美大だと、タマビとかですね、造形大っていうのは、なんかおしゃれだなっていう感じで。
  • ぼくは75年生まれで、美大に入ったのは95年とか。二浪して入ったので。その頃受験してた人たちは、なんとなく、もしかしたら共感してくれるかもしれないんですけど。今は全然、どうか知らないんですが。武蔵野美大はですね、ちょっとそういう中では、レベルはけっして低くはなかったと思うんですけど、そんなかっこいいような感じではないというか。
  • おしゃれという感じではないけど、まあ、手堅いよね、みたいな感じなのかなと思ってまして。まあ、地味? 地味っていう感じかな。でもぼくは地味なのがけっこう好きだったので。ムサビに行ければいいなって思っていたんですけど。
  • で、そのムサビがですね、たしか入ったときの、受験のデッサンのですね、木炭デッサンとかで描くんですけど、課題が自画像だったんですよね。で、ぼくは自画像がすごい得意だったんですよね。もう予備校の頃からもそうだし。それで何とかパスして、なんかべつにもう美大で描きたいこともないけど、ずっと自画像描いてればそのうち芽が出るかな、みたいな感じで、思った記憶をすごく覚えていてですね。実際は自画像どころか、絵をほとんど描かなかったんですけど。
  • んで、なんでその話なのっていうと、その自画像と文字起こしってけっこう似ているなあという感覚が自分ではあってですね。自画像って、かなりコストがかからないものなんですよね。風景画は外に出なきゃいけないし、人物画はモデルさんが必要だし。まあ写真で描いたりする人もいるとは思いますけど、いわゆる人物画は、まあモデルさん、生きてる人に協力してもらったりするのも面倒だし。
  • あとなんだろう、静物画。物を描くとかは、物をセットしたままじゃなきゃいけないのもけっこう大変だけど、自画像って自分だけいればいいので。鏡と自分と画材があればいつでも好きなだけ描けるんですよね。
  • で、文字起こしも、その必要な音声と、書くための機械があればいいだけなので、本当に自分の都合で好きなだけできると、いうところがあってですね。
  • あとはまあ、音声をテキストにするっていうことは、「別の物」にしているってことなので、どれだけ近づけてもですね、終わりがないんですよね、文字起こしってのはね。音なので、音を文字にしているので、それって結局、たとえば「りんごを絵に描きましょう」って言って、これむちゃくちゃ上手いね、このリンゴの絵、すごい本物みたいだねって言っても、まあ紙なので、紙またはキャンバスと、その画材。絵の具とか。なので、どこまで行ってもリンゴそのものではないわけですよね。
  • だから、ものすごい写実的にむちゃくちゃ上手く描くっていうことと、ものすごい細かく文字を起こすってのは、すごい似てる。で、どっちもぼくが好きな作業っていうか、ひたすら似せていくというかですね。で、終わりはないという。なぜなら、別物だからっていう。そのあたりがけっこうフィットして。まあ地道にですね、ちまちま絵を描くっていうのと似てる、ところがけっこうフィットして。まあ好きでやってんだなあとか思うんですけどね。

# 15:00

  • で、その音声入力とか、あるいは自動入力で、勝手にテキスト化してもらう、マシンにしてもらうとかっていうのは、ある意味その、自分で自分の首を締めるというか、率先して息の根を止めにかかってるような感じもなくもないんですけど。
  • やっぱりでも、それでも残るのは何なのかな? っていうのを早く知りたいっていうところがけっこうあっでですね。
  • だからもう完全に、そんなの人間がやらなくていいんだよっていう状況になったらなったで、じゃあその先って何があるのかな? みたいな。それでも文字起こししたりするのってどういうことなのかなって、やっぱり知りたくなるというか。そういうところにけっこうひかれてるのかもしれないですけどね。

  • それでまあ、ちなみにっていうか、時々、とくにその自動文字起こしとかを試しはじめてからちょっと思うのは、文字起こしとですね、ぼくは今、坂本龍一さんの音楽全集っていうので、ブックレット、CDブックのブックレットを中心に編集してるんですけど、まあCDの方もちょこちょこいろいろ、やることはやっているんですが、その編集っていうのがですね、結局、さっきも言った、音をテキストにしていくという文字起こしというのが、もうこれはすでに編集でもあるんですよね。
  • たとえば、括弧笑いって、なんか笑いながら喋ってるなって思ったらとりあえず「(笑)」を入れとくかって感じになるわけですけど。なんか、クスクス笑ってるのか、大受けしているのか、嘲笑っているのかによって、でもそれ、全部「(笑)」でいいのかなあとか。
  • あるいはまあ、そもそも「(笑)」を入れずに笑ってることがわかるようにしたほうがいいんじゃないかなあ、とか。いろいろ考え始めると、それはすでに編集。「(笑)」をここはとっておこう、という判断はもう編集だし。
  • あとはなんか叫んでるからビックリマーク入れとくか、というのも編集作業ですよね。だから、一字一句変えずに、「ああ」とか「うーん」とかを全部仮に入れていたとしても尚、なんでそこで句読点入れてるの、とかはもう編集作業なので。
  • だから、そのままその、「文字起こし」がどこまでマシンに奪われるのかっていうのを考えると、じゃあ「編集」はどこまでマシンに奪われるのかなっていう課題にもなっていくというか。まあ課題っていうか、想像する対象としてですね、あるので。
  • そうすると、そこまでまた考えると、いろいろさらに面白い。それ、人間がやる必要あるの? みたいな感じがですね、考えられて面白いなあと。
  • やっぱりその、たとえば「リンゴ」って誰かが言ったときに、「リンゴ」ってテキストに起こすのは編集なのか? って言うと、それはただ文字にしただけですよねって、まあぼくだったら思うんですけど。
  • でも「リンゴ!」っていきなりでかい声で喋ったら、じゃあそこはビックリマークで、「リンゴ」の後に「!」入れてやれっていうのはまあ、そこは編集かもしれない。
  • でもその違い……違うんだけど、違いは、なんだろう。そんな明白に、階段の段差みたいに違うわけじゃなくて。線が間に引かれてるとかですらなくて、明らかに違うんだけど、その境界線はなんかよくわからない、みたいな。
  • だから時々、喩えで出すんですけど、「右手と左手の境目はどこなの」っていうと、右手と左手はまあ明らかに違うんだけど、ずっと体を辿っていくと、継ぎ目とかはないわけですよね。
  • どっかで誰かが、体のちょうど半分の、みぞおちとか、鼻のラインとかで分けましょうって決めれば、じゃあそこから右にしましょうって言えるんだけど、ずっと肌を辿っていくと、まあ右手の中指の先から、左手中指の先まで、地続きになっているわけで。どっちも右手の一部だよっていうことも言えなくもないみたいな。
  • その境界のなさみたいなものがですね、「文字起こし」と「編集」の間にはある。どこからどこまでなのかなって。
  • なんかそういう、じゃあどこまでがマシンに任せられるのかな? とか。どこまでがやってて面白いのかなとかですね。考えているとけっこう、興味が尽きないというかですね。そういうことも考えつつ、まあいろいろ試しているというところですね。

2016-10-10 Mon: 音声入力による文字起こしで雑記

以前に以下で紹介した方法を使ってひさしぶりに音声入力による文字起こしを試してみた。

note103.hateblo.jp

モチベーションは大きく二つあり、ひとつは最近このブログで書くような雑記的な話を書くに書けなかったので、それを音声経由でサクッと更新してみたかった、ということ。

もう一つは、その音声入力方式を使うと、実際にどの程度、文字起こし作業の効率が上がるのか、多少なり数値化してみたかった、ということ。

具体的なレポートは上の記事と同じプログラミング関連のブログであらためてまとめたいが、ざっくり報告すると、今回素材として使ったのは7分強の音声ファイルで、以下のような流れだった。

1 録音後の音声ファイルをエディット 30分
2 音声入力による文字起こし1周め 10分
3 音声入力による文字起こし2周め 10分
4 2,3でできた2本のテキストファイルを統合してベーステキストを作成 5分
5 4でできたベーステキストを粗く整形(音声を標準速度で聞きながら) 15分
6 5でできたテキストを本格的に修正(音声を80%でスロー再生しながら) 20分
7 6でできたテキストを音声ナシで修正 10分
8 7でできたテキストを見直し(音声を標準速度で聞きながら) 10分
9 テキストの仕上げ(段落分け・タイムスタンプ挿入など) 5分
115分

このうち、1は音声自体を公開する必要がなければだいぶ短縮できるはず。

ただし、無音部分を圧縮(削除というか)したり、素材音声の全体的な構成をつかむのには役立つので多少はやっておきたい。(ソフトウェアはAudacityを使う)

2と3で音声入力したテキストを2本用意しているが、1本だけだと取りこぼしがけっこう気になるので、2本取っておいて、4の工程でその取りこぼしを埋め合っている。

その4ではUNIX/Linuxコマンドのdiffを使う。

音声を聴きながら作業するのは5,6,8の3回がメイン。とくに6の、スローで聴きながらすでにある文章をバリバリ整形(修正)していく作業が個人的にはヤマ場と感じられた。

合計すると、115分。実際の作業より少し多めに取っているが、準備その他を考えたら大体そのぐらいかもしれない。

7分強の内容を一気に起こすだけなら、そして以下に示す程度の精度で良いとすれば、プロなら30分もあれば充分だろうし、普段こういう作業をしない人でも1時間ぐらい集中すればある程度は起こせるかもしれないので、115分というのは長すぎるかもしれない。

しかし素材ファイルが数十分、数時間に膨れ上がり、作業時間が数日にわたった場合にどうなるか、というとその開きはだいぶ狭まるかもしれない、とも思う。

とくに、上記ステップの「5」が完了するぐらいまでの作業者の負担は、だいぶ軽減されるのでは、と感じる。

transcript

0:00

  • はい。ええとですね、ブログをこのところあんまり書けなかったんですけど。2週間ぐらいですかね。
  • 理由としてはですね、まあ単純に、仕事をけっこう一生懸命やって。そっちでもうリソースを使いきっていたという。
  • だいたいここ1〜2ヶ月ぐらい、もうちょっと前かな、からですね。パターンとして、ブログは夜ですね、寝る前に、もうあとは寝るだけだっていうときにダラダラ〜っと書いて。
  • で、翌日仕事を始める前に、まあ30分ぐらい読み返して。必要に応じてちょっと直してですね。それで公開っていうふうにするパターンが多かったんですけど。
  • このところはすごい、その、まあ仕事っていうか、スコラっていう音楽全集を作っているんですけど。
  • それがですねえ、無茶苦茶ピークで。ピークがもう1ヶ月ぐらい続いてて。まだ続くんですけど。それをやりすぎてですね。その寝る前に、「さあブログでも」って、けっこう書き始めたりはするんですけどね。
  • で、普通は、ここしばらくっていうか、ブログをちょこちょこ書いてた頃は、書き始めるとけっこう、あれもこれもっていう感じで。ネタって言うんですかね、出てきて。もうこんなもんでいいやというところで止めてたりしたんですけど。もう疲れきってですね。全然そんなふうにならない。ならないんですね。
  • だから、まあそれだけピークだったのかなと。でもまだ全然、過去形ではないんですけど。

2:20

  • まあでも、ネタじたいはけっこうあるんですよね。というのはまあ、Twitterでもちょこちょこなんか書いたりしているようにですね。してるんですけど。
  • ああ、この問題はこういう考え方のほうが、なんかいいよなあ、とか。さっき見たあれは、こんな感じだなあとか。
  • まあいろいろ、雑念というんですかね。雑な見解がいろいろ浮かんではくると。
  • で、前はそれをそのブログにチラチラと書いたりしてたんですけど。
  • あとはあの、プログラミング関係のこともですね、本当はあれも気になる、これもやっておきたいとか、いろいろあるんですけど。まあ全然できなくって。
  • まあプログラミングの方はですね、多少その手元でコードを動かして、ちゃんと確かめながらじゃないと、あんまり記事にできなかったりするんですけど、そうじゃなくて、ちょっと思いついたこととか、まあ時事ネタ的なことだったら、一回これ音声に録ってですね、それを公開すれば、まあなんというか、ネタがあんまり溜まりすぎないんじゃないかなあと。ふと思ってですね。
  • それでこれをちょっと録音してみてるということなんですけど。

3:45

  • けっこうその、ちょっと前にぼくは文字起こしを機械にやらせる方法、みたいな感じで、ちらっと書いたらけっこうブックマークがついたりして。
  • 評価というか、評判? というか反響というか、あったりしたので。
  • でも本当にそのあと、かなり忙しくなっちゃってですね、あんまり追加的な話ができなかったので。
  • ですけど、実際にはその後、もうちょっと展開してて。自分の中では。自動でできる部分をもう少し増やしたりとかしてたんですけど。
  • なんか、だからそれを使ってですね、この一回録ったやつを、まあそのまま音で流すというのも悪くはないんですが、それよりはっていうか、文字起こししちゃって、文字起こしのスキルも高めつつですね、まあ「文字起こさせ」っていう感じですけど。自分ではそんなにやらないので。
  • というのも兼ねちゃっても面白いかな、ともちょっと思っていたりしますね。

5:00

  • それで、その「文字起こさせ」なんですけど。結局その、元々の記事で書いたやつってのは、大変なんですね。文字起こしってとにかく。
  • ぼくはまあ、それでも好きと言うか、けっこう向いてるなあとか、自分で思ってたので。まあ思ってるんですけど、まだ。
  • それはいいんだけど、ええと、大変なんですよね。
  • 大変っていうのは、時間がすごいやっぱりどうしても、あの、人間が走るとですね、100メートル、どうしても9秒はかかる。9秒より速くは、まあ基本ならない。5秒とかにはならないってのと同じで。
  • もうこれ以上短くできません、みたいなところがあるわけですね。
  • で、文字起こしっていうのはそれがけっこう明らかで、どんだけ才能があろうがですね、どんだけ楽しんでやっていようがですね、これ以上は短くできない。で、最低限このぐらいの労力はかかると。疲れる。このぐらいは疲れますどうしても、っていうのがまあ、あるんですよね。
  • で、じゃあそれに見合った成果というか、評価を受けられているのかって言うと、なかなか難しいところがあるかなと。
  • で、なおかつ、たぶんもうどう考えてもですね、文字起こし。その音声をテキストにするなんていうのはですね。人間じゃなくてもできる。ように必ず、こればっかりは100%と言ってもいいかなと思うんですけど、まあそういうことにはなると思うんですよね。
  • ただもちろんっていうか、間違い、同音異義語っていうんですかね。箸と橋とかありますけど。雨と飴とかですね。
  • まあそこの調整っていうか。そこの誤植的な、誤字脱字的なことはまあどうしても出てくるのは、それはそうですけど。

ブロマガ退会に2度失敗した

  • 今年の6月初め頃、ある人がブロマガとnoteで有料コンテンツの連載を始めるというので、少し迷ったがブロマガの方で購読することにした。
  • ブロマガとnoteの連載内容は同じで、ようは一つの有料メールマガジンを複数のプラットフォームからリリースするようなものである。
  • ブロマガの方はすでにMIAUで有料記事を購読をしているのと、noteの方はいろいろ調べてみたもののちょっと不明確なところがいくつかあるように感じたので、とりあえずブロマガにした、という感じ。
    • noteの何を不明確に感じたのか、ということはもう忘れてしまったが。
  • 8月の初め頃になって、ん〜、あんまりちゃんと読まないなコレ、と思い、一旦解約することにした。
  • どこから解除すればいいのかな、と設定ページをめぐって、コレと思われるところがあったので、解除手続きをした。
  • けっこうサクッと(ほぼ1クリックで)終わったので、随分簡単だなと好印象を持ったのだけど、後から知ったところでは、これはメール配信を解除しただけで、有料購読の契約はまだ継続されていた。
  • 9月の後半に、別の有料ブロマガが面白そうだったので、それを購読してみた。その後、10月に入って、ん〜、これもあんまり読まないな、と気軽に、かつ以前やったのと同様に契約の解除を行った。
  • すると、今度はその直後に「この手続きで解除されるのはメール配信だけであり、契約は継続されている。よって契約を解除したいならどーしたこーした」という文言が画面に出てきた。
  • 以前にもそのような文言が出ていたのかどうか、もう覚えていないが、少なくとも以前に解約した(つもりになっていた)ときにはそんな手続きをわざわざしていないので(1クリックで全部済んだと思っていた)、案内に沿って詳細を確認してみたら、たしかにまだ絶賛契約中だった。
  • ひえ〜、と思ってとりあえずそのすでに解約したつもりだったものを解約。
  • まあ、紛らわしいシステムであることには問題を感じるにせよ、これは受け入れざるを得ないレベルかな・・と自分を納得させつつ、ふと、「そうか、せっかく2ヶ月余計に払っていたのだから、その分の購読内容は受け取っておこう」と思った。
  • 具体的には、ブロマガには過去の購読内容をEPUB形式で、月単位でダウンロードする機能があるので、それを探しにいったのだけど、すでにチャンネルの解約が済んでいるせいか、ダウンロードボタンがあるはずの場所にそれがない。
  • 解約する前に気づいていれば良かったのかな、とも思ったが、もしそうならば、それに気づかず解約してしまった人(←俺)は、「解約する前にダウンロードしておいた人」と同じ金額を支払いながら、「事前にダウンロードしたかどうか」の違いだけで同じコンテンツを共有できないことになってしまう。これはちょっと、倫理的におかしいのではないか。
  • そう思って、念のためサポートに詳細を問い合わせてみることにした。
  • 果たして、サポートの回答はぼくの想像したとおりで、単純に「解約前にダウンロードしておけば保存できたけど、先に解約してしまうとそのコンテンツ(料金を支払った期間に配信されていた有料コンテンツ)にアクセスすることはもうできない」という。
  • 念のため、「もし同じアカウントで同じチャンネルに再入会したら、かつて料金を支払った期間のコンテンツにアクセスできるか?」と聞いたところ、「それもできない。再入会したら、再入会した期間のコンテンツだけがアクセス可能な対象である」という。
  • ブロマガ運営サイドの態度や方針は一貫しており、その点は良いと思う。まあ、ぼくの希望としては、「金額を支払った期間に発行された内容に対しては、解約後であってもアクセス可能であるべき」だと思うけど、「いや、ブロマガはそういうメディアではない。あくまでコンテンツにアクセスできるのはその契約期間のみであり、解約後もアクセスしたいなら契約中にコンテンツをダウンロードしておいてくれ」と言われれば、「なるほど。そういうやり方もあるんだな」と思うよりない。
  • つまり、ぼくが希望として挙げたシステムはモノを売買している。一度手にしたモノはお客のものになる。仮に契約中にダウンロードしていなくても(あるいはダウンロードしていたけど「保存していたマシンがクラッシュしてデータが消えた」というような場合でも)、必要なときにいつでも「すでに買った」コンテンツを呼び戻せる、という状況。
  • しかしブロマガが提供しているのはそういったモノではなく、音楽サブスクリプション・サービスのようなストリーミング・データ的なものなのだろう。そのデータはつねに流れ続けていて、形のあるモノではない。ブロマガが販売するのは、その流れ続ける、モノではない情報に触れられる「権利」なのであって、その権利がなくなればいつの期間の情報であろうともう触ることはできない。その上で、しかし契約中であればモノとして(EPUBデータとして)保存できるオマケを付けてあげるよ、ということだと考えればよいだろう。
    • 上ではマシンがクラッシュした場合のことを書いたが、それが心配ならばダウンロードしたデータを複数の場所にバックアップしておけばよい。その辺の工夫は客の自由なのだ。
  • ということで、ここで言いたいのはブロマガの方針がおかしい、ということではない。それは僕がつい数日前まで思っていた販売形態とは本質的に異なるものだったが、まあ、そういうシステムの商売があってもよいとは思う。
  • 問題は、そういったシステムであることがわかりづらい、ということだ。当然のことながら、「解約後には契約期間中に配信されたデータにアクセスできなくなる」ということがわかっていれば、それを保存してから解約しただろうから。
  • その辺りが改善されると、同じような思いをする人が減るかもしれない。
  • ちなみに、「有料チャンネルを解約したつもりがメール購読解除しただけだった(それによって支払っているつもりのない購読料を何ヶ月も支払い続けた)」みたいなことは他でもあったようで、FAQにも載っている
  • 8月に購読解除した段階で、注意を促す文言が出たかどうか覚えていない、とは書いたが、いずれにせよ元々はその注意文言もなかったのだろう。だからFAQに載るほど、そのような問い合わせがあったのではないかと想像している。
  • 今回は幸いにして、ほんの数ヶ月を置いたところで別のブロマガを購読&解除する機会があったから、余計に支払ったのは2ヶ月分程度で済んだけど、もしそのまま何年も続いていたら……と思うと結構ゾッとする。ちなみに、購読していたのは月800円以上するものだったから、何年も続いたらかなり痛い。
    • というか、今回の数ヶ月分ですら充分に痛い。さらにはその分の有料コンテンツには一度も目を通していないし、今後も目を通せる予定はない。
  • フォローというわけではないけれど、この不明点解消までのサポートとのやり取りは非常にスムーズに進んだ。最初の連絡をこちらからするまでのハードルはけっして低くないが、一度投稿できれば、そこからは早い。
  • 簡単に経緯を記しておくと、まず10/7(金)の正午にサポートへ第1投。すぐに自動返信で、「問い合わせを承りました」みたいのが来る。
  • そのおよそ6時間後、18時少し前に回答があって、「解約したらもう見れません」というシンプルな内容。
  • それを見て、「再入会したら以前の契約期間の有料コンテンツは見れるのかな」という疑問が湧き、回答メールに記載されていた「追加質問」のためのページへ移動。
  • この「追加質問」のフローがある、というのはとても良いと思った。初めから備わっていた機能なのかどうか知らないが、非常に実践的なアイディアであり、過去のサポート経験に裏打ちされたノウハウだと感じる。
  • なにしろ、今回がまさにそうだが、こういう時のユーザーは言わば未知の体験をしているわけで、一度の質問ですべての疑問について要領よく質問できるわけではない。この「追加質問」があることにより、ユーザー側もサポート側も、以前の質問からの差分だけで合理的に疑問を解消しやすくなる。
  • ということで、その「追加質問」から再入会にまつわる件をあらためて質問。この時点で18時を過ぎており、サポート関連の文言では「平日10時〜18時まで対応」とあったので、まあ返事は連休明けかなと考えていた。
  • しかし予想は良い方に裏切られ、翌日10/8(土)の14時過ぎに、「すみませんが再入会しても見られません」との回答が来た。
  • 回答内容に対しては上記のとおり、「ああ、そうですか」としか言いようがないのだけど、このように連休中に戻ってくるとは思わなかったので感心してしまった。むしろ運営会社、ちゃんと社員を休ませているのか一瞬不安に思ったが、まあ街に出れば土日に働いて平日に休むシフトの人もいるわけで、きっとそのようにしているのだろう。
  • 簡潔かつ明快な回答、かつ迅速に対応してもらったので、了解した旨の返事を先ほどと同じ「追加質問」から送っておいた。
  • こうした場合、向こうにとっては「了解したなら返信不要だヨ」という状況もありえるとは思うが、とくにそのように要求されていないのであれば、御礼もかねてこちらの結果や評価を伝えておくべきだと考えている。
  • サポートをした側も同じ人間なわけで、御礼を言われて嬉しいかどうかはともかく(そもそも本人に届くかもわからないが)、自分の回答が客のもとでどのような成果を上げたのか、ということを明確に知ることができれば、それを次以降の業務に生かしていくこともできるだろうから。
  • その最後の「追加質問」(というか連絡)を投稿した後、今回のサポートについて感想を教えてほしい、というアンケートがあったのでそれも回答しておいた。上に書いたような良点をいくつか。それから、回答は2通もらったのだけど、担当者はそれぞれ別の人で、後者の方が伝え方が丁寧だったのでそれも書いた。
  • ただ、元の質問や追加質問を書くスペースにはけっこうな分量の文章を書けるのだけど、この「アンケート」には200字以内で収めろ、とあったのでそれが数少ない悪印象だった。言いたいことを短くまとめる、というのはだらだら書くよりだいぶ負担が大きい。
    • まあ、読む側からすれば、コンパクトにまとまっていた方が読みやすい、というのはもちろんよくわかるが、その負担をアンケートの依頼をされたユーザー側がこうむるべきなのだろうか? まったくそうは思えない。
    • のだけど、その問題点も含めてぴったり200字で送っておいた。
  • タイトルに書いた「退会に2度失敗した」について蛇足的に説明しておくと、最初の失敗は「解約したつもりでメール配信を解除していただけだった(解約できてなかった)」ということで、2度めの失敗は「EPUBデータをダウンロードする前に解約してしまった(料金を支払った期間のコンテンツにアクセスできなくなった)」ということ。
  • これらの失敗を通じて、ひとまずブロマガのコンテンツを購読する際に気をつけておくべきことは把握できたと思う。それを踏まえた上で、また購読したいものがあれば利用したい。