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複式タスク管理法

複数の面から会計記録を取る複式簿記同様、一つのタスクを複数の面から(たとえば依頼する人と実行する人、当事者とその他の関係者等)記録する複式タスク管理という方法は効果を発揮する可能性がある。

「さっき投げたメール見といてください」というだけのタスクであっても、依頼したAさんと依頼されたBさん双方のタスク(メール見てもらう/見ておく)が一つの「やることリスト」に併記されていれば、作業が抜ける(停滞する)可能性は減るはずだ。

「自分の責任は依頼するまでであって、進まなかったら依頼されたBさんが悪い」とか、「本当に大事な要件ならリマインドしてくるはず。何も言ってこないなら大して重要じゃないってことでしょ」とか、責任回避の言い訳はいつでもスルッとプロジェクトに侵入し、成果を蝕む。

複数人に関わるタスクは複式で管理できるよう何か方法を考えたい。