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連載:「編集者が選ぶ本フェア@ジュンク堂書店池袋店」紹介(1)

だいたい今から10 15日後ぐらいですが、8/5 8/10頃(当初の予定から少し遅れて本が揃いそうです)からジュンク堂書店池袋店の9F(最上階)芸術書フロアで、ぼくの参加する選書フェアというのが行われることになりました。期間は1ヶ月ぐらいの予定。

http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=1908

「そういうフェアをね、やりたいんですよね」という話自体は同店カリスマ書店員の松ちゃんからもうだいぶ前から聞いてはいたんだけど、ようは注目の編集者、というか音楽や写真や人文などの分野で興味深い本を作っている人たちを一堂に集めてなんかやりたいんですよーという話で、いやそれオレ個人としては見たいけどニーズあるのか常識的に考えて(笑)と指摘しながらも話半分的に「何でもやりますよ!」と調子のいいことを言っていたが本当にやることになったんだから松ちゃんすごい。

ちなみにたまたまscholaフェアの話をしに行ったときにひとしきり要件の打ち合わせが終わってから「あの件ですけど、やることになりましたからよろしく」と言い渡された直後のTwitterはこれで。

といってもこれだけではどんなフェアなのかわかりづらいと思うので、松ちゃんからもらった企画書から要件を勝手に抜粋掲載するとこんな感じで。

(略)若い人が本を買わなくなって久しいと言われますが、そんな現在、批評が多めの音楽や写真、カルチャー雑誌、もしくは書籍がここ数年力をつけているように見受けられます。(略)雑誌や書籍を編集している方々は近年、どのような本に魅かれ、それをもとに雑誌や書籍をつくられているのか? 複数の編集者に魅力的な書籍についてたずねる事は、雑誌と書籍をつなぐ試みでもあり、また、読者と作り手をつなぐ試みともなります。

カッコイイ!

んでさらに具体的に、そこで何をするのかと言うと「さまざまな音楽、カルチャー誌と共に編集者のおすすめ書籍をあわせて陳列」するということらしく、そのために各人(何人かは知らないが)3〜10冊程度、仕事に関連したものや個人的に推薦したい本をリストアップして7/20までに提出せよ、と言われたのでたぶん7/8ぐらいには出したはず。

ただ、たぶん他の参加者もそうだと思うんだけど、案外本って簡単に品切れ(仕入不可)になったりするので、単に推薦本をリストアップするだけじゃなくて「この本は無いだろうなあ〜」っていうのと「これはさすがにあるでしょ」というのを10冊ずつ(計20冊)上げて「一旦流通状況たしかめてもらえますか。それで仕入れ可能なものから最終リスト作ります」と言ったら見事に「無いだろうな〜」の方は全部ダメで、「さすがにあるでしょ」は全部仕入れ可能だった。

んで、松ちゃんからのリクエストではリストだけじゃなくて推薦理由を記したコメントも同送せよ、とのことだったので地道に書いてたぶん7/15ぐらいにWordで送った。

という、その僕からの選書とコメントについては実際のフェアでぜひご覧くださいという感じなんですが、仕入不可だったものについてはせっかく選んだのにそのままお蔵入りでは何だかもったいないので、フェアの宣伝もかねてこのブログに掲載したいと思います。

まあ仕入不可とは言っても、書店では扱えないというだけでAmazonマーケットプレイスとか中古本ならば普通に買えるものも少なくないと思うのでむしろネット的かなと。

とはいえさすがに10冊分一気に紹介するのも大変&たぶん読みづらいと思うので今回は2冊だけ紹介して、残りは次回以降。
本番用の、というか松ちゃんに送った方の紹介コメントも大体以下と同じ感じです。

しかし松ちゃんからの途中経過を聞くと、結構いろんな編集者さんが参加されてるようなんだけど選書内容が驚くほどかぶってない、バラバラすぎて笑った、ということなので個人的にも本当に楽しみです。
続編では他の参加メンバーの紹介などもしてみたいですね・・あんまりちゃんと把握してないのですがそれこそせっかくなので。

「編集者が選ぶ本フェア〜いま・何を読むべき時代にきているのか〜(仮)」NGリスト紹介(1)

1. 『追憶の一九八九年』高橋源一郎
http://www.amazon.co.jp/dp/4041844029/
最初は『Switch』の連載で読んだのだったか・・いや最初から単行本で買った気もするが・・いずれにしても高校生ぐらい、あれはたぶん1990年前後だと思いますが、近くの書店が『Switch』のバックナンバーを豊富に揃えている変わったところで、この本もそこで買ったはず。なんで買ったのか・・もしかしたら、その少し前にWOWOWの試験放送期間に放送されていた映画『ビリィ★ザ★キッドの新しい夜明け』に感動して、その原作者が高橋さんだったから、とかだったかもしれない。その頃って『さようならギャングたち』はもちろん高橋さんの本がなかなか売ってなくて(まあ千葉だったからかもしれないけど)、高橋さんの本なら何でもいいぐらいの勢いで買ったのかもしれないけどそれは正解だった。文庫になればいいのに。(追記:なってた)

2. 『パパ、ユーア クレイジー』ウィリアム・サローヤン伊丹十三訳)
http://www.amazon.co.jp/dp/4102031030/
サローヤンがどういう人なのかいまだによく知らないですが、この本は面白かった。伊丹十三の常人ならざる気質と文章家としての才能があふれる媒体として、この原書があったのかなと思えてくる。全体を通して詩のよう、というか日常から離れたどこかに流れる時間がとうとうと目の前に現れては消える。伊丹十三という人は人生をかけて「豊か」ということを追求した人なのかなと思われてきます。

関連フェア

ええとついでというわけじゃないんですが、同店内で上記の開催直前までやっているフェアを2つ、それから知人が関わっているイベントをひとつ、いま思い出したので紹介しておきます。

commons: schola vol.12 20世紀の音楽フェア

毎度おなじみscholaフェアです。
http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=1611
7月いっぱいはやってます。以下でも紹介しています。
http://scholanote.hatenablog.jp/entry/2013/07/01/182128

commmons: schola vol.12 Ryuichi Sakamoto Selections: Music of the 20th century I (仮)

commmons: schola vol.12 Ryuichi Sakamoto Selections: Music of the 20th century I (仮)

渋谷ジァンジァンとアートシアター新宿文化フェア

そんなに力入れてどうする、というぐらい力入ってるもっと評価されるべきフェア。
http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=1609
左右社さんの『ジァンジァン狂宴』刊行を記念して、という感じらしいですね。

ジァンジァン狂宴

ジァンジァン狂宴

これも今月いっぱいっぽいので興味ある人は行った方がいいと思います。

プラスチックスの上昇と下降、そしてメロンの理力・中西俊夫自伝』刊行記念トークイベント「WELCOME TO PLASTIC WORLD」

ええと4F喫茶フロアでのトークショーですが、なにしろ中西俊夫さんと立花ハジメさんのトーク!ってすげー企画(笑)。
http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=1251
まだ予約とか大丈夫なんでしょうかね・・興味ある人はほんとに見逃せないと思いますが、これって中西俊夫さんの著書が最近刊行されたので、その記念イベントなんですよね。それをジュンク池袋でやるっていうのはすごいイイ感覚だなーと思います。

プラスチックスの上昇と下降、そしてメロンの理力・中西俊夫自伝 【音楽CD付属】

プラスチックスの上昇と下降、そしてメロンの理力・中西俊夫自伝 【音楽CD付属】

同書の編集をスローガンの熊谷さんという方がやってらして、熊谷さんはこういう本も作ってらっしゃいますけど、
Yellow Magic Orchestra×SUKITA (TOKYO FM BOOKS)

Yellow Magic Orchestra×SUKITA (TOKYO FM BOOKS)

ネガティブですが、なにか?

ネガティブですが、なにか?

ほんとに興味深いお仕事満載です。
http://www.slogan.co.jp/

*1:リンクが切れていたので変更した。がこれも期間終了後はページごとなくなる可能性ありそう。残しておいてほしいな・・