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いきおいでモダフルナイト2010に行ってきた

誰ひとり知り合いいないし、ただ面白そうだな&申し込めばそこに居れるな、と思ったから申し込んだそれ(あと会費が出せる範囲だった)に行ってきました。飲み会というかオフ会というか、いろんな要素が微妙にからまりあった感じでしかし何かほかにない感じでもあり。
http://www.aivy.co.jp/BLOG_TEST/nagasawa/c/2010/12/-x-2010.html
http://netafull.net/diary/036460.html
ぼくとしては主催のモダシンさんとネタフルさん(コグレさん)ってパソコンのモニターの向こうにだけ居る人って感じだったのでその人たちにじかに会えるってのはなかなか面白いじゃん、新鮮じゃん、ってのが一番モチベーションだったんだけど、あとから「ああ、ノリで申し込んでしまった、こんなにも時間がないのに」とかなり後悔、あと自分への呆れ、みたいのをみたりもしていたけど、結局は向こうみずなおれグッジョブという感じだった。
モダシンさんは想像よりひとことで言って「精悍」なひとでオープニング前にひとめみてその漢字二文字がアタマに浮かんだ。コグレさんは顔出しNGだから、みた印象すら言わないのが礼儀かもしれないけどとても印象よいかただった。
僕はといえば、申し込んだ段階から、えーとこれschola7巻の発売日じゃん、じゃあサンプル超レアーだけど持っていけたら持っていこう俺にできるのそれぐらいしか・・と思っていたので事前に担当氏に伝えて持っていくことにしてじゃんけん大会みたいなプレゼント交換みたいのがあったのでそれで提供してみた1冊。

コモンズ:スコラ ヴォリューム7 サカモトリュウイチ セレクションズ ベートーヴェン

コモンズ:スコラ ヴォリューム7 サカモトリュウイチ セレクションズ ベートーヴェン

あとはフライヤーがやけに豪華なんだけどschola、それは人数分以上もっていって、じゃんけんに負けたひとも持って帰れるように準備して向かったという、それだけでも抜けだらけの私にしてはでき過ぎなほどだった。

上述のように、申し込んだことを後悔したのはここ数ヶ月の実感として「自分がいないと成立しない」ような場でなければあえて飛び込むことないよね、というか飛び込んでる時間あったら与えられた仕事全力で完璧に仕上げろよ、という指針が立っていたからで、だからあとからモダフルナイト、俺がいなくても全然成り立つやん、なんで申し込んだんやろ・・いや、それ以上になんかフィットしたからだろ色々、とか逡巡しつつ時間を経たのは必然でありまたそれ自体よい経験だったかもしれない分からないけど。
行ってみるとじつはひとり、僕が東大講義書き起こしてるとき、ということは2004年だけどその頃から知り合いだった、ということはもう6年以上前か!のかたがおられたのでその方からいしたにさんを紹介して頂いたりして、だから偶然知人ゼロではなかったけど、僕も来年36になるんでいいおじさんというか、その時間で感じたのは、知り合い居なくてもなんか結構ラフに楽しめるんだなっていう自分へのやるじゃん的な安心感みたいなものだった。たぶん、けっこう大丈夫っていうそれは思い込みというか間違いみたいなものですらあったかもしれないけど勘違いしたまま人生を終えられるのならそれはもはや勘違いではないただの事実だろう。間違いであっても意義深く過ごせる人生であればいいなといまその勘違いなときを良い印象で思い返しながら書きながら思った。
このように、書きながら考えてそのまままた書くっていうのは僕が2004年の多分9月ぐらい以降文字起こしをしてみ続けていることと関係あるような気が最近しているのだけどそれはまた別の話として

会場で、サントリーの広報の(かな)かたがじゃんけんの景品で出したハイボールセットを、当てたので持って帰ってきた。なにしろ僕は大学以来ウイスキーで失敗しつづけて、いや予備校以来か、ともあれ体に合わなくてすぐ酔っては失敗と失態を繰り返してきたのだけどここ半年ぐらいでなぜかそんなに外さない、いやはめは外すが体には合うようになってきたように思われ、それもまた年のせい、というか来年年男なのか俺、のせいなのかもしれないけどなぜか水割りおいしいな、と思える機会がここ数回の飲み会のたびに思われていて、まあお店がたまたまその都度良かったのかもしれないが、それでモダフルナイトの会場もまたハイボールがどんどん飲めるというか僕にはドライ・スピリッツとハイボールの違いがそれぞれ4杯ずつぐらい飲んだけど最後までほとんどわからず、それぐらいけっこう合ったので飲んだらまた記事を書くかもしれない。
モダフルナイトで一番驚いたというか感じ入ったことは、名刺がこんなに大活躍するんだあ、ということで、名刺というかネームカードっていうか、何かの「記し」を交換し合うような形で、意識でも言葉でもなくモノとしての紙を渡し合うことがなんだか一個のコミュニケーションの不可欠な道具として機能しているっていうことで、僕の印象ではネットのいわば先っぽにいる人同士の交流なのだからTwitterのIDだけでも分かれば、というか分からなくってすらあとからGoogle経由等々でいくらでも再び繋がり合えるだろうに名刺を交換するという行為によって、なにがしかの喜びというか楽しみというか意味のある何かが生まれているというのが非常に新鮮な発見だった。いや普通の飲み会とか忘年会でそういうのがあるのは理解できるけど、何しろあらゆるネットサービスのアーリーアダプターズの権化みたいなひとたちがそうだっていうところに大きな何というか象徴があるような気がして、たしかかつて内田樹さんが高級ブランドのユーザーはそれを持つことによりブランドユーザー同士のコミュニケーションを楽しんでいるのだといったときの、その共同感、みたいなことがそれにより生まれているのかなと思ったりした。僕がscholaって作っているときに時々思うこともちょっと似ていて、えらい高額なそれを、しかし買ったりあるいは買わなくても話題にあげることによってひとつの価値というかあり方を共有するってことはあるだろうなって思ったりする、そういうのに引きつけて考えてみたりした。

12/22の夜7時半からはじまったそれは10時にはお開きで、9時から上記のじゃんけん大会をやるというので1時間半も手もち無沙汰だな!と思ったがあっという間にその時間になり、何しろえらい量の持ち寄りの景品があったなか、schola7巻は2番手ぐらいでその役回りになって、モダシンさんが、ちょっとちょっと、と僕を招くので「あ、説明できるのか、ここはチャンス!売り込め!」と思ってから先を全然おぼえてないけど、まあグダグダだったに違いないけど人生ではじめて、テレビあッとランダムにおける関口宏と同様に、50人ちかい人々を相手にじゃんけんをした。勝ったかたはscholaをとてもよくご存じで教育テレビのそれもよくご存じで教授の活動もよくご存じなひとのご友人だったのでそのかたにがっつり届いてあとからご挨拶もできて、じゃんけんに勝ったかたもそのかた経由でそれを受け取ったかたにも深く感謝した。あとから聞き及んだところでは、scholaにかぎらずじゃんけんで獲得された景品は地域通貨のように人々のあいだを最適化目指して流動しつづけていたようでそれはまたそれで凄い話だとおもった。

何しろ僕はiPhone3Gのひとで電話は通話以外に使えない立場にあるので(3Gを使っている人ならわかるだろう)写真をえらい時間かけて1枚とる、とかできないなそんな時間があったらオレンジ・スピリットためしてみよう、みたいな感じだったので写真は一枚もないけど、そういう楽しげな情報はモダフルナイトをキーワードとしたモダシンさん主宰によるブログピープルからチェックしてもらえばいいんじゃないだろうか。
http://www.blogpeople.net/people/entry_734.html
http://trendword.blogpeople.net/?e=1&keyword=%83%82%83_%83t%83%8B%83i%83C%83g
あ、モダシンさんとネタフルさんの感想的なあれはこれ。
http://www.aivy.co.jp/BLOG_TEST/nagasawa/c/2010/12/2010-2.html
http://netafull.net/diary/036613.html
あとTwitterハッシュタグもある。これももちろん、通話以外の用途では使えない3GでTwitter実況などできるはずもないのでほとんど僕は使っていないけれど。
http://twitter.com/#!/search?q=%23modafull2010
来年もあるかもしれないし、そのときにまた偶々(今回は24時間ぐらいで先着順の参加者が集まってしまったらしいからかなり時の運な気もする)タイミングが合えば行ってみたいなと思ってます。ありがとうございました。