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コモンズ感謝祭へ。小沼さんと大谷さんの講座を横でひっそり見るのが目的というか、正直いって遊びにいくというより、なんというかその場にいた方が、もしかしたらお客さんにとって良い時間を担保できるかもしれない、という一点だけのために半ば責務として行ってみた。
が、思った以上に良いイベントだった。スタッフの皆さん、本当に素晴らしかったです!講座も、いずれもscholaを別側面から立体的に照射する内容になっていて、僕も会場内ガイドのプリントにメモしていた。坂本さんが、ある巻においてこういう内容を入れておきたい、と言われてでもいろいろな都合で(というか僕の至らなさで)できなかったことを小沼さんがきちんとしつこめに押さえておられたので、それが何か、というのはここでは言わないが良かったなと思った。その場で生徒さんになっておられたお客さんには心から感謝したいです。いやします。ありがとうございました。
その流れで、クチロロのライブ反省会も全部みましたが、これすっげー!面白かったなあ・・!クチロロさんのハイセンスぶりは、なんというか美大予備校とか大学に行ってたときに時々目に入った、嫉妬せざるをえない面白い人たちを思い起こさせてなんというか、なつかしいザワつきを感じた。面白いなあ・・って思った。
大谷さんの講座は20分以上延長されまして、感想を述べながら控室までの階段3階分を並んで歩きながらお話した。その後入り口(というか出口)近くでコモンズの方々と少し歓談。文化祭的な雰囲気も名残惜しかったけど、その後すぐに資料あさりと実作業に入る予定をけっこうみっちり立てていたので、すぐおいとましてしまった。でもあとから考えたら、僕はこんなにがっつりscholaやってきて、まだ十分にコモンズの皆さんと交流しきれてないかもな・・とかも思った。その貴重な機会でもあったことを考えると、やはり資料あさりは日曜により詰め込んで、もう少し放課後を楽しんだらよかったのでは、とも悔やんだ。けど、やっぱり仕事を放棄するわけにはいかない、というか、たんに僕の能力が低すぎるのだ。もっと速く走れるのなら、スタートは遅くたっていいが、歩くようにしか進めないから夜が明けるより前に家を出るしかないというか。仕事が、好きなんですか?!と聞かれれば、そりゃお酒飲んで音楽聴いてダラダラしてる方がグッとズッと好きですよ、と答えるもちろん。でも、できることをしないで迷惑をかけることに比べたら、それを避けることの方を、今は好きだと思っているのだろうと思う。それはでも、何だか本当に言い残しているだけの抜け殻の言葉のようだ。やりたいことが100あって、そのうちのでも人生では2しかできないという事実を突きつけられているかのようだ。