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藤谷さん 東大 ペン大 絲山さん よしもとさん

8) よしもとばな先生が、菊地さんのバウンス連載長渕篇を読んでいすから転げ落ちました。
 →→ http://www.yoshimotobanana.com/cgi-bin/diary/diary.cgi
 日記、2月4日付より。最近レギュラーで話題に登場するなあ。天使の弁当もあの絶賛後にどうとか言うし、あとこの前やっぱりばな先生のQ&A見てたら、毎日チェックするサイトに菊地さん日記が入ってたなあ。ちなみに他のお気に入りは貞奴高山なおみ、山西ゲンイチetc...の日記だそうでした。高山さんのはいいですよねー。


4) なな!編集ページが大幅に変ってる!使い方は・・・まあ、おいおいということで。


5) ブクログへのリンクを外しました。今プライベートモード中のアンテナを整理中なので、まとまったら上に上げるかもです。


6) 1)に、藤谷治さんの日記へのリンク貼っておきました。激しく真面目な小説同様、やさしく真面目な、もはやエッセイですね。


7) 今日は古本屋で、いとうせいこうのすごい古い本(香山リカとかナンシー関とかと対談さえしている)と『群像』の絲山秋子著「アーリオ オーリオ」が載ってる号を買ってきました。「アーリオ オーリオ」は、以前図書館で借りて読んだときに「この人の作品で一番好きかも」と思ったので。
 絲山さんという作家さんについては何かと言えば「うまいうまい」と、誰もが口を開けば「うまいうまいうまい」と言うのでちょっと辟易してしまうという、そのぐらいに彼女の技術に焦点が当てられるのだけど、正直僕にはそれがさっぱりわからなくて、(たしか『文學界』で新人賞獲ったときの選評もそんなのの嵐だった)まあ奥泉光が「このうまさは買える」とまで言ったのだからそれは相当「うまい」のだろうし、逆に言えばそういう点に目が行きがちな作品性ということなのかもしれないのだけど、繰り返して言うとそれが僕にはさっぱりわからない。
 それならこの人の作品の何が好きなのかというと、それは作中を通奏低音的に流れる「そこはかとない野暮ったさ」と、その野暮ったさでしか包含できない「淡い優しさ」のようなものだったりします。
 おそれながらたとえて言えば・・・って、やっぱりやめときます。素人のメタファーと他人の夢の話ほどつまらないものはないとも言いますからね。とまれ、そんな印象を持っているのは多分、僕のこれまでの絲山作品フェイバリット「第7障害」の影響が強くあるからかもしれません。
 というわけで、今日はちょっとペン大の復習をしてからそれを再読するのがすごい楽しみです。


1) よしもとばななさんの日記で『アンダンテ・モッツァレラ・チーズみたいだなあ』という記述があって、ほくっとする。
 藤谷先生の日記も更新されてましたねー。テーマは菊地さんの話にも良く出てくる(CVの『100冊』にも出てきた)ヘンリー・ダーガー
 →→ http://www.ficciones.jp/nk2005.html


2) 今、東大講義の初回を見直してるんですが、これは面白いですなー。でも編集してるわけではないので、修正補完はされてません。すいません。


3) 明日はペン大です。なんと前回初めて欠席してしまったので不安もひとしおです。頑張って復習せな。