103

リンナイガス アンダンテ 講義録 

1) 1週間か10日ほど前からキッチンの湯沸かし器の調子が悪くて、電池を替えてもダメ、騙しだまし使っていたのも昨日になってとうとう水しか出ないようになって、2月の寒さの中これではかなり拙いとようやく判断してリンナイさんに相談すると、昨日の今日で午前中には点検に来てくれて、「電池ケースですね」とササッと直して帰っていった。プロ・・・。
 リンナイさん、ありがとうございました。マジ助かりました。103はこれからもリンナイを応援し続けます(baritonesax風に)。
 押したらお湯の出る世界、それは幸せ。


2) 藤谷治さんの『アンダンテ・モッツァレラ・チーズ』を読み終えました。素敵だ。そしてあまりにも「繋がって」いる。
 東大講義(http://www.geocities.jp/television2nd/)でも最後の最後まで幾度となく繰り返しアピールされたこと、つまり、「世に言われていることをそのまま受け入れるのではなく、自分で判断しろ」ということ、そして「人生を能動的に楽しめ」ということが、ここでは言われている。
 クセのある登場人物たちが味わう多様なエピソードを通して、伝わり来るのはあまりにも根源的なメッセージ。3作目の刊行も楽しみです。


3) ↑にも出てきたように、実は最近、東大講義が終了してからも、ほとんど変らないペースで講義録を読み返してみてます。(誤字脱字は元より、リンクの不備、間違いなどが散見しております。申しわけありません。)
 というのも、各回の概要、ポイントを見やすくまとめたダイジェスト版なるものを作ってみようという計画があるからで、実際すでに細々と公開さえしてしまっているわけですが(未完のまま)、その作業中に思ったのが↑のようなことでした。
 たとえばジャズとは何だろう、ブルースとはなんだろう、理論とはなんだろう、と思ったときに、まず文献なり資料をあたる。そこまでは良いのだけど、それをただフムフムと鵜呑みにはするなよというメッセージ。
 そして目の前にあるそれをただ聴いてみろというメッセージ。
 誰かが何と評したからといって、誰がそれを好きだと言ったからといって、そんなことは本来君の感想には些かの関わりもないことだ。目を閉じ(或いは見開き)よく耳を澄ませて、体の緊張をほぐし(関節を緩め)、ただ自分だけの感想を持ったらいい、と。
 ダイジェスト版の公開につきましては、まだまったくの未定ですが、公開の際にはこちらでもお知らせ致します。


4) 昨日今日は野宮真貴さんの『ドレスコード』と、2pacの『アンティル・ジ・エンド・オブ・ザ・タイム』と、ビリー・ホリデイの『ビリー・ホリデイ物語』をとっかえひっかえ聴いています。どれもいいです。