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夢のように教え方が上手い教習所の指導員

教習。今日も1時間。1日2時間まで取れるのだけど、夕方から雨の予報だったので1時間だけやって帰ってきた。コスパは悪いが、終日休みにしてしまうと先が不安というか、覚えたことを忘れてしまったり、生活に教習所を組み込むのが億劫になってしまったりして、再開するのがキツくなる。無理をせず、かといって停滞もしない程度のバランスを取るようにしている。

運転はできるようになれば楽しいのだろうけど、基礎が身につくまでがつらい。これは運転にかぎらず、プログラミングでも同様だった。基本的な構文やパターンが身につくまでは、何度も教科書の同じページを開き直して、「なぜこれを覚えられないのだろう」と思ったものだった。教科書を開かなくても自分で思い出せるようになってから、プログラムを作ることがラクになり、楽しくもなった。韓国語の勉強もやはり似たような感じだ。

何が苦手なのか、自然にできないのか、ということがだんだんわかってきた(絞られてきた)ように思うが、まだ曖昧でもある。何が苦手なのか自分でもわかれば、あとは解決するだけだが、何がわからないのか(できないのか)がわからないうちはただ目隠しして相手に立ち向かっていくようなもので、どんな理由で何に負けたのかがわからない。とりあえずは、時間が解決してくれるものとして粛々とやっていくしかなさそう。

今日の指導員さんは夢のように教え方の上手い人で、運転の奥義を伝授された気になった。まだわからないことだらけだが、それでも少し光明が差した。

教習をサボったらジムに行こうと思っていたが、サボらなかったのでジムの方をパスした。これで2〜3週間行っていないことになる。自宅トレは地道に・かるくやっているが、やはり重い重りを持たないと鍛えられない部分というのはある。土日や祝日は教習で使ってしまうから、行くなら平日の業務後しかないが、仕事もそれなりに疲れるから、結局休息を優先してジムが後回しにされる。

今日は以下の続きを読んでいた。

吉野靫さんの「調整、説明、証明をめぐるコスト」。やや硬いタイトルにも思えるが、トランスジェンダーの問題に関する入門編のような内容で、平易で読みやすいものだった。

同書は15分〜20分もあれば読み切れるような短めの話が集まっていて、1本ずつ別の著者が書いている。それぞれの話は独立しているから、1日1本とか読んでいくこともできる。買ったときは小川てつオさんが目当てだったが、この吉野さんを含め、後から気づいた知ってる人(この人も書いてるのか、という)が多くいて、あるいは知らなかった人もまた非常に興味深い人ばかりで、この値段でこれだけの内容が読めるなんてすごい、と思う。さらっと読めるが、受け取る中身はものすごく濃い。長く読み継がれてほしい。

出版社のページは以下。
www.heureka-books.com