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やる気の研究

取りかかるべきなのに取りかかれない、というモチベーション管理のコツが少しわかった気がする。

何らかの作業をやりたい、と強く思えるのはどういう時かというと、その作業が上手くいった時の状況を想像できてる時のようである。ではそういった想像をいつできるのかというと、その作業をしているときが一番想像しやすい。

 

つまり、取りかかる前にそんな想像をかきたてることは不可能ではないが困難。というか非効率。その作業を実際やっているときの方がずっと容易に「もしこれが上手くいったら・・」と想像できる。

 

例外的に、まだやってもいないのにそれをやりたい、と思えるのは目の前で自分以外の誰かがそれを上手くやってる時。

他人が上手くやっている姿を見ることにより、自分がそれを上手くやった時のことをありありと想像できるからまだやってもいないそれをやろうと思える。

しかし大半の場合はなかなかそんな状況には遭遇できないので、やってもいないのにやる気になれることはほとんどない。

 

よって「やる気が出たらやる(出るまでやらない)」という取りかかり方を選択したらいつまでも取りかかれない方が自然。

やる気はやってない時に自然発生するものではなく、それをやってる時に後追いで出てくる。その傾向を生かした方が効率的。

 

具体的な方法としては、取りかかるきっかけはやる気以外の何か(時間とか他人の行動とかの外部的な出来事)に託してとりあえず始めてしまい、その後に発生するやる気を使って持続&加速する、というのがラクに思える。