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連載:「編集者が選ぶ本フェア@ジュンク堂書店池袋店」紹介(3)

おつかれさまです。前回と前々回の記事はこちらです。
連載(1) http://d.hatena.ne.jp/note103/20130725/1374721929
連載(2) http://d.hatena.ne.jp/note103/20130804/1375584862

ええ、本日は以下のようなメニューで進めさせて頂きます。

  1. 関連ブログ記事紹介
  2. イベント開催の危機について
  3. イベント&フェア準備進捗
  4. フェア参加者紹介(改)
  5. NG選書紹介(No.3〜6)
  6. その他

なんだかメルマガみたいになってきましたが・・

***

1. 関連ブログ記事紹介

まずは同フェアの選書メンバーであり、また私と一緒にトークイベントにもご出演頂きます、アルテスパブリッシングの代表・鈴木さんと、メディア総合研究所出版部の大久保さんがそれぞれブログ記事で同企画をご紹介されていましたので、リンクを貼っておきます。

● アルテスパブリッシングさんのブログより
http://www.artespublishing.com/blog/2013/08/06-1301
● 大久保さんのブログより
http://www.noiznoiznoiz.com/mt/archives/2013/08/post_271.html

アルテスさんのブログ&公式サイトは個人的によく読んでいるので(普通にお客さんとして)、そこに自分の名前が出たりましてやこっちにリンクを貼って頂いたりするのは静かな衝撃でした。ありがとうございます!

大久保さんのブログもまた普通にいつも読んでいるのですが(笑)さすがサイト運営歴が長いだけあってスラスラと充実した内容を書かれていて流石だな〜、とそこに関心してしまいました。しかし松ちゃんが佐々木敦さんの『小説家の饒舌』で「天使」扱いだったとは、未読で知らなかったです(どういう経緯でどういう本が出たのかは知っていたけど)。この機会に読まなきゃ。

小説家の饒舌

小説家の饒舌

追記:大久保さんのブログがその後新たに更新されて、NG本紹介等々内容がすごくカブるので(笑)早速こちらにも載せておきます。面白い〜
http://www.noiznoiznoiz.com/mt/archives/2013/08/_2.html
(追記ここまで)

2. イベント開催の危機について

さて、次のニュース。危機に見舞われています。言い換えますと、8/15の夜に予定されておりますトークイベントの開催が危ぶまれております。
流れ的には以下のようなことでありまして、

ざっくりご説明しますと、ある程度の予約が入っていないと、同店の都合としてちょっと困る、と。
具体的には、来週明けの8/12(月)の時点で、予約者が「ある程度の人数」に達していないとNGの可能性があります、と松ちゃんから言われまして(といっても10名ぐらいらしいですが)、何よりもまずは8/12までにそれ相当の予約者さんを得て開催自体を確定しなきゃいけない、という飛び込みタスクが発生しましたような次第です。
いやあ・・これは想定してなかったなあ。なんか・・切迫感と期待感の入り混じった不思議な感覚に襲われていますが。

ちなみに、どうも松ちゃんがいろいろな人に声をかけてくれた時の感触としては、「行けたら行きます」という回答が大半のようで(笑)、まあ自分の経験に照らし合わせてもまったく腑に落ちる反応なのですが、しかしひとつ言えることとしては、8/12の段階で開催NGということになれば「行けても行けない」(都合がついてもイベント自体が無い)という状況になりますので、もし「基本的には行こうと思っているけどまだ予約はしていない」という方がおられましたら、ぜひ以下まで今週中に(今週中に!)ご予約のほどお願い致します。

ジュンク堂書店池袋本店
TEL 03-5956-6111
東京都豊島区南池袋2-15-5
http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=1908

あと、上記の大久保さんのブログにもありましたが、終わったら近くの店に移動して懇親会やろうよ、と話し合っておりますので、その界隈(池袋って意味じゃなくて出版界とかそういう。まあ池袋に詳しくても良いですが)に近しい方や興味のある方はぜひ名刺を持って池袋に集合!(このフレーズは大久保さんの真似)
#おかげさまでその後、開催確定しました・・!

3. イベント&フェア準備進捗

ところで、そのようなきわどい状況でありながらも準備自体は着々と進んでいまして、昨日8/7においてはアルテス鈴木さんとメディ研(という略し方どうか)大久保さんと、ジュンク松ちゃんを交えてのコアコア事前ミーティングを開催しました。なんというやる気!(笑)

ジュンク池袋の片隅には秘密の隠し部屋みたいのがありまして(初めて知った)、そこでなんだかんだで2時間ぐらい? もっとかな。「これってそもそもどういう主旨のフェアなの?」とか「イベントではどういう進行にしようかー」とかいろいろ雑談も交えて話したものでした。

個人的には、鈴木さんや大久保さんとある程度時間をかけて話せると嬉しいな、というのがトークイベントの目的だったので、それってもうこの機会で達成してしまったんじゃ・・という気もしなくもないのですが、とはいえまだ実はお互い様子見というか、共通言語を探っていくようなミーティングだったような感もあるので(僕だけかもしれないけど)、それを踏まえてイベントへ、みたいになるといいんですけどね。

ちなみにそのミーティングでは、選者の皆さんからの選書リストのプリントアウトを見ながら「へ〜本当に1冊もかぶってないね」みたいな話をしていましたが、もちろんイベントでもこのリストをお客さんに配布した上でいろいろ話せればと思っていますのでその辺もお楽しみに。
あと、イベント当日は関われるジュンクスタッフが非常に限られているということで(どこまでもアウェーw)かなりDIY的に我々3名が進行していかなきゃいけない、ということらしいですので、開催されることになってもそこで満足せず助けてください皆さん本当に。

4. フェア参加者紹介(改)

上記ではイベントの話ばかりしましたが、元はといえば8/10(土)から開催されます1ヶ月間の選書フェアがメインの企画ですので、そしてこちらは中止とかの可能性は幸いなさそうですので、ご都合にあわせてぜひチェックしてみてください。

で、何気に今回のフェア関連で一番大事なのって、これじゃないか、と思いつつ結構さらっと流しているのが選書メンバーのラインナップなので、ちょっと修正した最新版を以下に再掲しておきます。

フェア参加者様一覧(順不同)

●出版社
・アルテスパブリッシング
http://www.artespublishing.com/
・メディア総合研究所
http://mediasoken-publish.net/
・フィルムアート社
http://filmart.co.jp/
・パイ インターナショナル
http://www.piebooks.com/
ディスクユニオン(DU BOOKS)
http://diskunion.net/dubooks/
本の雑誌社
http://www.webdoku.jp/honzatsu/

●雑誌・書籍
ele-kingエレキング
http://www.ele-king.net/
・neoneo
http://webneo.org/
・なんとなく、クリティック
http://nancri.phpapps.jp/

●編集者・プロデューサー(映画『庭にお願い』など)
須川善行さん
https://twitter.com/Niwanionegai

で、上記のとおり、前回は含めていなかったのですが、須川善行さんもご参加されておりまして、ご自身のTwitterでも告知されていましたので、合わせてそちらの内容もお知らせさせて頂きます。

須川さんのTwitterより

KLUSTER!』はたぶん買うと思います・・。しかしこのフェア、終わる頃には貯金がなくなっているかもしれないので場の勢いに流されないように正気を保たないと・・(まじで)

5. NG選書紹介(No.3〜6)

いつもだったらもうこの辺で疲れて&常識的に考えて、長くなったので終わりにするのですが、そうするといつまでも連載が伸びそうなので気にせず続けます。第1回で少し紹介した「ほんとはこれも選書に入れたかったけど流通上の理由でNGだったものシリーズ」の続きです。

今回は残り8冊のうち半分の4冊を紹介します。

3. 『星座はめぐる』永倉万治
http://www.amazon.co.jp/dp/4101314136/
永倉さんの作品群の中では比較的目にする本な気がしますが、高校生のときに学校の最寄り駅の近くのスーパーの前に数ヶ月に一度出てくる古本マーケットで見つけて、そこで買いました。これともう一つ、『アニバーサリー・ソング』っていう本も似たような形態でどちらも好きなんですが、とくに『星座はめぐる』の方は「悪いヤツ」っていう収録作がすごく好きで。初めに読んだときはそれが一番うわって来た記憶があります。短篇集のような、エッセイ集のような、そのどちらとも言えない何かっていう感触が非常に独特というか、薄めの文庫だったこともあってかなり持ち歩いていたような。
ちなみにどうして高校生のぼくが永倉万治という人を知ったかというと、あるときに読んだいとうせいこうさんの『全文掲載』という本で永倉さんのことをすごく面白く書いてあって、それで名前を覚えていたからですね。だから永倉さんの本を読む前にいとうさんの『全文掲載』を読んでいたことだけは間違いない。

4. 『スチャダラ2010』宮沢章夫
http://www.amazon.co.jp/dp/4560035539/
これはまじで傑作本。本当に好きだったなあ。まあスチャダラ自体が、この頃にかなりイケてたので、そのせいもあるのかもしれないけど、本当にキラキラした本で、宮沢さんのなんというか歴史から乖離したどこかから語りかけてくるようなどこまでも吸い込まれそうなトーンというか、世界観に、一見賑やかでゲラゲラ笑うだけのような雰囲気に騙されてというか一気に捕まってしまいました。造本もカッコよくて、これは今尚いつでもすぐに手が届くところに置いてあります。

5. 『1960年代日記』小林信彦
http://www.amazon.co.jp/dp/4480023720/
小林信彦さんの本自体はその前から少しは読んでいたのですが、本書を読もうと思ったのは大瀧詠一さんとお仕事をする機会がありそうだ、とわかり、その予習でいろいろ関連書を読んだり音楽を聞いたりした時期があって、そのときでした。大瀧さんと小林さんとの関係については大瀧さんのファンの方ならよくご存知だろうしそうでない人に説明するのは大変なのでいずれにしてもわざわざ言わないですが、まあ『日本の喜劇人』とか『世界の喜劇人』とかも読みつつ、これがすごく好きでした。ところでその仕事に際して、こうした小林さん関連の本が役だったのか? と言えば「ものすごく役立った!」という結論です。

6. 『笑芸日記』高田文夫
http://www.amazon.co.jp/dp/4480422269/
あとから気付いたけど、これもそうだし小林信彦さんの上の本も高橋源一郎さんの『追憶の〜』も、あるいはこのあとに紹介するものについても含めて、日記モノが大好きすぎるかも自分、と気付いた。だいたい日記っていうのはTwitterみたいなもので、一話完結の一話あたりがえらい短い、ショートショートよりも短い短篇集みたいな面があって、読書的体力のない、または飽きっぽい私には合ってるんでしょうかね・・。そういえばこの高田先生の本もまた、大瀧さんとのお仕事のための予習の一貫として手にとったものでした。しっとりした部分とカラっとした部分があって、やはりプロの文章はすごい。

6. その他

ということで、前回の最後にちょっと予告した「イベントで話したいと思ってること」とかについては次回以降、というか開催決定以降にしようかな・・

しかしまあ、昨日のミーティング面白かったなあ。後からじわじわ来る感じ。
とくに鈴木さんには、「ああ、あれも聞けばよかったな」とか「あの御礼言い忘れた」とかあって帰りしなその旨iPhoneのメモ帳に入れたりしました。まあ大抵入れっぱなしなのでまた忘れるかもしれないが。
鈴木さんは「新刊はネットでは買わない。地元の小さな本屋から順に探して、地元の大書店にもなければネットも探すかも」という話をされていて(大意)、そのつながりで松ちゃんが「そういえば今、うち(ジュンク池袋)でブックス・ルーエ(吉祥寺の地域密着型書店)のスタッフの方が選書フェアやってます」と言うので驚いた。だってそれ、他店の人じゃんw! 
そういうことが実現してるのはやっぱりすごいし、でもそういうのがある意味普通になってほしいなあ、とも思った。
ちなみにそれは以下のフェアです。よかったらどうぞ。
http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=1924

あとは電子書籍はどう考えて対していくべきかとか、そもそも普段本読んでる? とかいろいろ本質的とすら思われる話題もあったり。やっぱり続きをぜひちゃんと話したいなあとは思いましたが、どうかな・・