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Team Geek読んだ

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

artonさんのブログで紹介されていて面白そうだと思って読んだが、
http://www.artonx.org/diary/20130721.html#p01

「あるある」の連続で、ああどこでも同じようなことはあるのだなあ、と思ったものだった。
ひと言でいえば、「自己中心的にどんどん作業することが好きな人が周りと上手く関係しながら仕事を達成していくには」みたいな本というか。
ただしここで言う自己中心的、というのはそれ自体はとくに悪い意味でなく、悪いのはその結果として周りとの軋轢を生んでしまうことである。

ぼくの仕事はある意味特殊でこういう世界とは少し離れているというか、ひとつの仕事を終わらせるまでに関わる登場人物が非常に限定的だから(リアルでもリモートでも)、ここに出てくるような話を活かしやすいとかではないが、時々手伝っている震災ボランティアの方はまさにこんな世界というか、それぞれの思いを持ったとりどりの人が集まってきては小さな力を集結させて何かを達成させようぜ、みたいな感じだからボランティアやってる人で同様の悩みをもっていたり、あるいはこれを活かせる人は多いんじゃないかなあ、と実感的に思った。

人間関係の問題というのは一部の変わった人によってもたらされることもあるだろうけど、そうではない善意ある普通の人たちによるちょっとした認識のズレの集積で生じることも少なくないわけで、そういうときのやるせなさとか、それでも何らか対応しないと無駄が増幅していきそうな予感がもたらす不安とか、そういう状況への対し方としてたとえばどういう方法があるのかとか、そういうことをぼんやり思いながら読んでいた。

ちなみにartonさんが言っていた矢印の表記はたしかに逆だと思った。
あと、イントロダクションで「イントロダクションエンジニアリング」とあって何のことかと思ったが、これは「エンジニアリング」とするところの誤植だろう。ついでに言うとp17の中程、「進む方法を学ぶによって」とあるがこれも校正の見落としっぽい(「学べるかどうかによって」とか)。
今の話題のなり方からして重版は確実だろうからどこかで直ると良いですが。