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中島さんのスクール最終回。21回毎週のように4月から。
やってれば終わるんだな・・受講生の皆さんもよく振り落とされずに最後まで・・
内容の濃さもこれまでで一番で、なんか入学式から卒業式まで半年でぜんぶやりました、みたいな感じだった。あの若い時期のうちに、中島さんのストレートなお話を聞けた人たちは幸運ではあり、あとはそれをどのようにどこまで聞き取れるかってことになるんだろうか。それはもちろん、ぼくも含めてだが。
たしかに、若い世代というのはかつてとはちょっと、質的にやっぱり違っているかもしれないし見方によってはある種の弱さをもっていると思われて仕方ない部分があるようには思う。というのはつまり、そうとられがちな何かが見えやすくなっているということで、そうではない部分が見えづらいということだと思う。エネルギーや欲望の総量は変わらない、というのがぼくの見方だ。しかしふと彼らがやりたいことに気づいたとき、もうその力を失っている、ということもまたとてもありやすいだろうとは思う。いくら平均寿命が伸びたところで間に合わないそれだ。その持てる欲望を発揮できる偶然のうちに気づけたら幸運だ。今や多くの人にその機会はあり、しかし危険度は変わらず高い。もう戻れない、という危険を前に、戻らなくても、いい、としてその一手を打てるかどうかだと思っている。どれだけ恵まれてもなお、その危険度の高さは変わらない、いや、というか、いまの居心地がいいほどそこからは動きたくなくなるのが自然か。であるなら余計、そこには冷静な思考と強度ある行動力が必要になるんだろう。
教室の片づけをして、懸案についてスタッフと少しダラッと喋って、終電間近で帰宅。いつもの同じ時間よりは空いていたかもしれない。今から2件確認案件。4時半ぐらいにねれるかもしれない。