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今日はすごい、朝から花粉だった。昨日から現場立ち会い系の予定で今日はかるい風邪薬のみつつ行った(鼻炎薬だとききすぎるし軽い風邪薬は甘いから)が、そのせいか昼前後から症状がおさまって快適に過ごした。風邪薬ばんざい。ついに、35才になってしまった。16才になったときには、ああ16になってしまった、まだ何もしていないのに、と思ったけど、今はちょっとそれとは違う、ただ止まらない時計の針を見ながら、ああ止まらないな、とだけ思っている。手を離した石が下へ落ちていくのを見るようにそれを見ている。なんというか、以前は周りの中の自分、という感じで見ていた自分だったけど、今は自分だけが自分のためのルートを冬季オリンピックのなんかソリにのってツルツル滑っていくだけの競技みたいに走っていってる気がしている。このように書いている文章を、いったい誰に向かって書いているのか、とふと数十分前にゆかに横たわりながら思いついた気がした。それは自分なのだが、いつかの自分で、未来なのか、むかしなのか、でもなんか、いずれにせよなぐさめるような感じで、ほら、大丈夫だよこんな感じですから今、みたいな安心させるような気持ちで書いているんじゃないか、という気がちょっとしている。いやたぶん、一貫してむかしの自分に話しかけているような気もしている。思ったことを手を上げて何度言っても先生には聞いてもらえず、あとからそれが合っていた、とわかっても「ほら、だから言ったじゃないか」という声もまた聞かれないかつての僕だ。大丈夫だ、僕が聞いてる、と僕はその子に言っているのだ。具体的な、今日こんなことがありました、なんてことが書けないから、抽象化して抽出して出せることだけ出して、それが誰かの飲むシロップ薬みたいになるんじゃないか、とたぶん思っている。ここ数日は毎朝おきて1時間しないうちのぼーっとしたときに書き起こしをしたりしている。どんな内容のどんな進捗があるのか、クライアントに逐一報告したいが、どう伝えたらいいのかわからない。というのが最新状況。