ニュー・イヤー・ラジオ特番の楽曲リンク

つい数時間前に放送が終わりました、ラヴェル特番いかがでしたでしょうかね。自分としては点数のつけようもない何だか特別なそれこそ番組になっていたかと感じました。各位、おつかれさまでした。そしてお聴きくださった方々、ありがとうございました。
で、番組中にかかっていた曲、基本的にはもちろんscholaで全部聴けるわけなのでそちらをオススメしますが、

コモンズ: スコラヴォリューム4 サカモトリュウイチセレクションズラヴェル

いやいや、各曲だけとりあえず聴きたいのだよ、という方もおられるかもしれないのでそれらをどのアルバムでならひとまず聴けるのか、というのをリンクしておきます。NHKサイトの曲目リストとあわせてご高覧くださいませ。
http://cgi4.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2010-01-01&ch=07&eid=00046
まあでも、この辺もあれですよね、どこまで情報を囲い込むのか、という見極めが難しいかなって思うんですが、私なりに判断しつつ、で。やっぱり、scholaの中味がどんな風か、わかっていた方が、よりその中に入りやすいんじゃないかな〜って手を伸ばしやすい／届きやすいんじゃないかな〜って思うから。
ちなみに、上記NHKサイトの最後、ボールドウィンさんの表記がゴールドウィンになってますがたぶん先方の打ち込み時に間違ったのだと思います。ご海容のほど。

■「水の戯れ」
マルタ・アルゲリッチ
 http://www.amazon.co.jp/dp/B002GKRT7O/
http://www.hmv.co.jp/product/detail/340540
アルゲリッチはこれデビュー盤。アマゾンだとジャケがなかったのでHMVでも探してみました。僕は自分用にユニオンで探したんですが何種類もあったので一番おトクなのを店員さんに聞いて買いました。そんなことすら貴重なクラシック／schola体験です。

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■「弦楽四重奏曲　ヘ長調〜第１楽章　アレグロ・モデラート」
アルバン・ベルク四重奏団
 http://www.amazon.co.jp/dp/B001CRGT2S/
べつにアマゾンで買うのを推奨してるわけではまったくないのですが、リンクが手軽なので。というかはてなダイアリーなんだからはてなで探せばいいのか。ジャケットあるのだし。まあでもすでにリンクを探してしまったのでよいか。
このアルバムはドビュッシーの弦楽四重奏曲も含んでいて、ちなみにscholaのドビュッシー巻で推薦盤にも挙がっているのでschola的にオススメ度が高いものとして考えられる感じでしょうか。（曖昧）

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■「夜のガスパール〜第１曲　水の精」
マルタ・アルゲリッチ
 http://www.amazon.co.jp/dp/B000M5B9E4/
http://www.hmv.co.jp/product/detail/2503136
これもアルゲリッチ。アバドさんと一緒にジャケットに写ってますがこれナイスショット過ぎますね。ジャケが。これもユニオンで買ったかな〜自分用の。ラジオでは坂本さんがこの曲をアシュケナージのライブ演奏で聴いて凄くよかった、と言われていましたね。僕にはそのお話が凄く印象的でした。

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■「ハイドンの名によるメヌエット」
ヴラド・ペルルミュテール
http://www.amazon.co.jp/dp/B000001KC3/
この曲はほんとヤバかったですね。というか最初にこのラヴェル巻のプロジェクトで「ラヴェルいいかも？」と思ったのはこれを聴いたときで、その後『クープランの墓』とかですね、もうとくにこのペルルミュテールの2枚組でピアノ曲を聴き倒しました。というほどでもないかもしれないけどだいぶ聴いて、『クープラン』だと「フォルラーヌ」とか「メヌエット」とかほんとマズイですね良い意味で。

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■「マ・メール・ロワ〜妖精の園」
エルネスト・ブール指揮　南西ドイツ放送交響楽団
これはもう、ないです。この盤は普通には。4枚組の、ASTREE（アストレ？）というレーベルから出てるものですが、同じ組み合わせでラヴェルをやっているのがHMVであったので一応リンク。
http://www.hmv.co.jp/product/detail/1088392

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■「ダフニスとクロエ〜第３部より　日の出」
ピエール・ブーレーズ指揮　ニューヨーク・フィルハーモニック
 http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=00DE000056229
これも地味〜に、流通していなかったのですが、つい最近ソニーさんからブーレーズの過去音源が一気に復刻というかリイシューされて、その中にあったのでそれが上のリンクです。しかも4枚組で2000円ちょっととかデフレすぎます。

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■「ステファヌ・マラルメの３つの詩〜第２曲　むなしい願い」
フェリシティ・ロット（歌）、ダルトン・ボールドウィン（ピアノ）
ミシェル・プラッソン指揮　パリ管弦楽団室内アンサンブル
http://www.amazon.co.jp/dp/B00005GJS1/
http://www.shop.kotenha.com/ec-classic/pc/package_details/index.php?package_id=3198102678&PHPSESSID=d284496977deed6c74ed96dbafb83aa6
この盤もないっす。ないし、scholaで紹介してるのとリンク先のとではジャケがちょっと違うのですが、EMIさんに早々に復刻して頂きたいという意味もこめてリンク。あと中古屋さんで見つけられる方もおられるかもしれないので。いずれにせよこれも名盤ですよねえ・・ジェシー・ノーマン歌唱の『マダガスカル島民の歌』なども収録されています。

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■「ヴァイオリンとチェロのためのソナタ〜第１楽章　アレグロ」
藤原真理（チェロ）、ジャン＝ジャック・カントロフ（ヴァイオリン）
http://www.amazon.co.jp/dp/B000064F2O/
これもない・・。コロムビアさん！ぜひ！
私はドビュッシー巻作ってるときかな、たまたまこれまたユニオン（新宿店）で見つけたんですよね。それで持ってたんですけど。でもそのことと、坂本さんが選曲されたこととはまったく関係ありません。

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■「ピアノ協奏曲　ト長調〜第３楽章　プレスト」
アルトゥーロ・ベネデッティ・ミケランジェリ
エットーレ・グラチス指揮　フィルハーモニア管弦楽団
 http://www.amazon.co.jp/dp/B001CRGT0U/
http://www.amazon.co.jp/dp/B001PM0DFY/
リンクが2つありますが、後者はハイクオリティ限定盤、みたいな感じです。これも名盤のようで中古屋さんに少なからずありますね。まあそんなに値段も変わらないといえば変わらないので新盤でも良い気はしますが。ちなみに私は新旧1枚ずつ持ってます。効率わるい・・

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■「ボレロ」
モーリス・ラヴェル指揮　ラムルー管弦楽団
 http://www.hbdirect.com/album_detail.php?pid=478524
リンクが海外サイトになってますが、アマゾンだと出品者からの購入、という感じで版元からじゃなさそうだったので。べつに出品者の方からでももちろん良いのですが、立場的にどうかな私、と思ったので。レーベルのPierianがサイトを持っていてそこから購入、とかできればベストなのですがそもそもサイトがない感じだったし。あるのかな。ともあれ。しかしいずれにせよこのアルバム、このあいだ渋谷タワーレコードさんに行ったら、クラシックフロアの担当Iさんが「私はこの盤すきなので切らさないようにしてます」とおっしゃって実際スパッと同盤を棚から出されたので同店なら普通にあるかもしれません。（いやわかりませんが今は）
ちなみにドビュッシー巻でもドビュッシーの自作自演が3曲入っているのですが、原典は同レーベルのPierianで、ここではようするに作曲家の自作自演というのを凄くナイスなマスタリング（音の調整）で続々出してるみたいなんですね。シリーズ化して。バルトークとかもあるみたいです。で、これ余談ですが、ドビュッシー巻ができたよ！ってPierian（テキサスにあるらしい）に見本を送ったら、「これ、凄いイイじゃん！」って即レス絶賛が返ってきて（英語で）、こっちもまたそれを聞いて一気にテンション上がった、ということがありました。こっちというのはschola制作陣。Pierian、これからもよろしく！（誰か英語でつたえて）

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■「博物誌〜第１曲　孔雀」
ガブリエル・バキエ（歌）、ダルトン・ボールドウィン
最後に締めでかかったこの曲は、上述の「マラルメ」と同じEMI盤に収録。ほんとこの3枚組はいいのでぜひリイシュー希望。ちなみに「博物誌」というのはフランスの作家ルナールの散文集ですね。たしかボナールが挿し絵を描いてるのでも有名で、僕も文庫で持ってましたがその博物誌とは知らなくて驚いた、というのがつい数カ月前のこと。ラヴェルそう考えるとほんとに枠にはまらないパンクな発想の人ですね〜。

と、際限なく書いてしまいましたが、しかしよく考えてみればこれ全部購入したら数万円＆手配にかかる時間も相当ですから、そこへさらに坂本さん＆浅田さん、小沼さん、そして相場ひろさんによる解説テキスト＆後藤繁雄さんによるラヴェル関連引用集、作品一覧＆推薦盤・推薦図書＆そして年表！まで含めて一冊で味わえる、というのはわるくないよね、と今あらためて思いました。今後ともscholaをよろしくお願い致します。